何かをしよう!と思う「動機」ってどこから来ると思いますか?



3月11日の震災以降、ボランティアをする方が増えていると聞きます。

「他人ごとではない」
「ほっておけない」
「今、動かないといけないと思った」
いろんなつぶやきやコメントを目にします。


私自身、震災の様子を長時間テレビで見てしまい、
なんとかしなきゃと思ってみたものの、
最初の一週間はパニックでした。

東北にいる親友のことを思い、
被災地にいるママのことを思い、
被災された方のために何かをしたくて、
でも、
思ったようにできなくて、泣いてばかりいた時期もあります。


この時、私を動かしていた「動機」は



「絶望」でした。
悲しくて、ショックで、辛くて、何かしなければいけないと思って
半狂乱になっていました。


その結果、一番身近な家族に大きな迷惑をかけてしまったと思います。

本当なら、もっと前向きな理由で動くべきでした。


2006年、アメリカで参加した会議で耳にした言葉。
"Humans are motivated by two things; Inspiration and Desperation"

この時、私はInpirationで動く人になりたい、とメモをとりました。



Desperationとは「自暴自棄、死に物狂い、やけくそ、絶望」など
どちらかというとネガティブなもの。
それに対して、Inspirationは「ひらめき、素晴らしい思い付き」といった
とてもポジティブなもの。


ネガティブな動機は、強いですが、長くは続かないし、とても疲れます。
それに比べるとポジティブな動機は、どんどん元気とやる気を蓄積できる気がします。


ポジティブなものはポジティブを呼び寄せるように、
「動機」にも、ポジティブなものがあるとしたら、
Inspirationを大事にする人になりたいと思いました。
毎日の小さなひらめきを大切に。思いを形にしていきたいですね。