写真集を個人で買う方はあまり多くないかもしれません。
普通の本に比べると高いし、1冊が大きいですから、場所もとりますし。
でも、海外の友人、知人の家に行くと、必ずと言っていいほど、
コーヒーテーブルの上に写真集が数冊置かれています。
自分の趣味を表すものとか、旅してきた国のものとか。
いつかそういう写真集を飾れるようになりたいと思っていました。
片付ける場所がない、という困難を乗り越えてでも、
手元に置きたいと思った写真集がこちら。
『地球の食卓―世界24か国の家族のごはん』
(ピーター・メンツェル+フェイス・ダルージオ、TOTO出版)
世界24カ国、30家族が1週間で食べる食料を、
家族の肖像と共に収めたものです。
もともと家の中にある家財道具を家族の肖像と共に撮った
『地球家族(原題「Material World」)』シリーズの3作目。
食べ物に目がない私としては、
世界各地でどんなものが食べられているか興味津々!
これが何故エコか、と言われると、
人々が口にしているものを通して、
貧困や肥満、食の安全などの課題を考えられると思ったからです。
選ばれた食卓が、その国の「平均」を表しているとは限りませんが、
オーストラリア先住民家族、
チャドのスーダン難民キャンプ、
グリーンランド・イヌイットなど、
普段見られない食生活を垣間見、
その土地本来の豊かな食生活の中に、
グローバルブランドが忍び寄る姿についても考えて欲しいと思います。
この写真集を使った開発教育も面白そうです。
機会があったら受けてみたいな、と思いました。
開発教育協会HP
http://www.dear.or.jp/index.html