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一言劇場

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柔らかな優しさは
気づかぬうちに呼吸を狭める

そしていつしか
あなたなしではいられないほど

それはまるで水底のひかり
求めても与えられなかった温度
せめてと繋いだ罪に縋れば
それさえも自己満足でしかないと
憧れたその手は触れないまま
静かにこの空虚を埋めようとする

血塗れのあなたが捧げ持つ生と死は
私をもここに立たせるけれど
真実を知る度に
その背中はとても大きくて
並びたかった足はまだ折れそうだから

今はまだ飛べなくていい
私に鍵を渡さないで
扉を開けてしまわないで
目を伏せた睫の影に見とれるばかりの
曖昧な午後を過ごす

あまりにも穏やかで
焦燥と安寧の間を歩くような

扉の外の喧騒はここまでは届かない
それはまるでしゃらしゃらと
髪が鳴る音さえも聞こえそうで

柔らかな香り漂う
あなたがいるこの場所を
独り占め出来る優越

ひどく気分がいいこの時間が
続かないからこそ永遠を望む