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一言劇場

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残された蜘蛛の網は
抜け殻の体のようで

螺旋の思考は
百舌の子の嘆きと共に沈みゆく

覚えていた体温を見失う
強い風に嬲られて傷む背骨で
繋ぎ止められる今を知る

違う鳴き声で他人事に生きる
朝露は命の珠

繰り返すざわめきは
呟く嘴さえも飲み込んで
今日も 高くある
眠りなさい
せめて次に出逢うまで
茨で囲んであげるから

傷付くのも
傷付けるのも嫌でしょう?

ここにいれば
怯えて蹲ることもない

だから今はまだ
このまま目覚めないで
額衝いて許しを乞う私に
月は痛い程静かで
面影は白く朧でただ眩しい

棘を踏み締めて歩く
細まる息に救いを見た

叶わなければこそ
このまま紛れゆく愉悦を思う
瞳は乾いたままでいい