KATOホキ2200を試作車風に加工 | 模型鉄再燃? COLOLLA THREE BOX -annex 2-

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カローラ乗りのみんカラ民が開設した鉄道模型のブログ

先日再販されたKATOのホキ2200、ほぼ瞬殺だったようですが、再販されるよりちょっと前に

 

入手済みの中古品をホキ2200の試作車、ホキ2203風に加工してみました。

 

まずは車体を分解します。

 

固定に使用しているビスは1本のみ、それでここまでバラバラになりました。なんとも凝った造りをしています。

 

試作車のホキ2203は、遮熱板が亜鉛メッキ鋼板無塗装の状態で新製されたのが特徴で、それを塗装で再現してみます。

 

ただし、KATO製品は遮熱板が8分割となっているのに対し、ホキ2203は9分割となっているため、その部分の再現にも挑んでみます。

 

まずは、

遮熱板に掘られている既存のスジを埋めます。今回はパテにも使える瞬間接着剤を使用してみました。

 

その後、表面をヤスリ等で整えた後

 

新たに8本のスジを掘り直しました。

 

ここから微調整を何度となく繰り返し

 

どうにか9分割ぽく仕上げることができました。従来よりスジが深すぎる感はありますが、キニシナイ…

書籍に掲載されている写真を見る限り、9分割の遮熱板は等間隔となっているわけではなく、中央部の間隔が狭く、それ以外はほぼ同じ幅の様に見受けられました。

 

次に台枠等の部品も塗り直します。

 

台枠等の軟質プラ部品はタミヤのスーパーサーフェイサーを吹いた後、ドライヤーで熱を掛けて硬化する方法を採用してみました。

以前製作したMODEL21製タキ4100の説明書に記載されていた方法(元ネタは鉄道模型趣味誌かと思われます)をそのまま真似てみましたが、確かに効果があり、ちょっとやそっとではサフの塗膜が剥がれないようになりました。

 

サフ吹きの後、FARBEのクリーム色4号で塗装しました。

無加工の天井部と比較すると、KATOの色はかなり濃い目の状態ですね。

 

以降、遮熱板と台枠の黒塗装工程は写真を撮り忘れましたが

 

どうにか完成しました。

遮熱板はガイアカラーのフラットシルバーを吹き、台枠は筆塗りで部分的に黒く塗りました。台枠にホッパ体の部分品が取り付いた状態なので、塗り分けがかなりしんどく、遠目で見てください状態に…(笑)

 

車番表記等はインレタを貼り付け、全体をフラットクリアー吹きして完成です。

台車に細かい違い(実車はTR95A、KATO製品はTR211)はありますが、こちらも遠目で見る分には違いもほぼ分からないかと…

 

ホキ2200は全体がクリーム色で塗られている印象が強いですが、登場初期の頃は台枠が黒く塗られていました。ただそう長くは続かなかったようで、70年代以降製造された車両は全体がクリーム色塗装となり、初期の車両も順次台枠をクリーム色に塗り替えたようです。

 

 

 

未加工品との比較、やはりKATO製は色が濃い目です。

 

先日のホキ2200再販時、なんとか2両は確保でき、手持ちはもう一両を合わせて4両に。残りの3両も昭和40年代の貨物列車に合わせてみるべく黒台枠に塗り直しを目論んでみたり。