ナビゲーターのファルセットーネだよ 

 
 メトロポリタン歌劇場(MET)とカウンターテナーvol. 2 のヨッヘン・コヴァルスキーよりも少し早くMETデビューしたブライアン・アサワ(Brian Asawa 1966年生 アメリカ)を紹介するよ。

 彼は日本でも何度かリサイタルを開催しているから、生で聴いたことがある人もるいるよね
名前からも解る通り、アサワは日系アメリカ人なんだ。
だから本当は日本語がかなりできると思うんだけど、リサイタルでは片言の日本語でウケてたねw

 彼のMETデビューは1994 年 2 月 18 日MET13 回目のオペラ『ヴェニスに死す』(ベンジャミン・ブリテン作 Benjamin Britten 1913年11月22日生-1976年12月4日没)のアポロ役でデビューしたんだ。
その後、MET 9 ~16 回目公演のヘンデル作(Georg Friedrich Händel, 1685年2月23日生 - 1759年4月14日没)オペラ『ジュリアス・シーザー Giulio Cesare 』のトロメーオ(Tolomeo)役を計 8 回務めるんだ。


これはメトロポリタン歌劇場のものではないけれど、アサワがトロメーオ役で出演している映像なので、参考までに。



黒地に白の柄が入ったガウン姿の男性がアサワです。



もう一つ、これはかなり前に日本で放送されたTV番組で、アサワのレッスンの様子などが解るよ




当時のナレーションの内容が微妙にアヤシイんだけどw
それはまぁ、昔の話なのでスルーしましょうw (注*:カウンターテナーに関する内容は微妙に違いますのでご注意)

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注* ナレーションの補足

ナレーション:「女声のアルトとメゾソプラノの中間にあたるカウンターテナー」
補足:カウンターテナーはアルトとメゾの中間ではなく、アルト~ソプラノくらいまでの声域で歌う。同じカウンターテナーでも個人差があり、音域に関してはアバウトな解釈で良い。

ナレーション:「中世、女性が教会で歌がうのを禁じられた教会で高い音域をカバーするために
若い男性が歌ったのがカウンターテナーの始まり」 
補足:ローマ・カトリック教会で女声が採用されなかった頃、高音の音域はボーイソプラノ(若い男性)が使われ、音楽が複雑で高度なものになっていくうちに、大人の男声高音が求められるようになり、スペインからローマカトリック教会の聖歌隊として「スパニョレッティ」と呼ばれるファルセット歌手達が採用された。現在のカウンターテナーの起源とみられている。
しかしスパニョレッティの中に去勢歌手(カストラート)がいたのではないかという見解があり、真相は解明しないまま現在に至る。
イタリアの教会では去勢歌手を雇ってはいけない決まりがあるにも関わらず、現実には多くの去勢歌手を黙秘で雇っていたが、ようやく公式に認められたのは1599年になってからで、二名の去勢歌手(ピエトロ・パオロ・フォリニャーティ、ジローラモ・ロジーニ)を聖歌隊の一員として雇った記録が残されている。


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 アサワが出ていた第9回目オペラ 『ジュリアス・シーザー』 公演ではカナダのカウンターテナー、ダニエル・テイラー(Daniel Taylor 1969年11月生)がニレーノ(Nireno )役でデビューしているよ。 (1999 年 10 月 4 日)
彼は、同じ役で、全部で5 回出演しているんだ。


テイラー

 
ダニエル・テイラー Daniel Taylor


彼が歌ってるオペラの映像が見つからなかったので、こちらを聴いて下さい。


ヘンデル作 オペラ 『 リナルド Rinaldo 』より アリア < 愛しの花嫁よ 愛する人よCara sposa  >




彼のHPがあるので、興味のある方はこちら

ダニエル・テイラー HP  
http://www.danieltaylor.ca/index.html


テイラーは歌だけでなく、哲学や音楽学を学んでるインテリでもあるんだ

 一般に広く知られていない事なんだけど、カウンターテナーはインテリ率がとっても高いんだ。だからぼんやりしてると、おバカなレッテルがついてしまうから結構大変なのよぉ~~~ww

僕ももっと勉強しなきゃー  

「メトロポリタン歌劇場とカウンターテナー特集」はまだまだ続くよ。



 falsettone


MET&Ct メトロポリタン歌劇場とカウンターテナーvol.2はこちら