赤木 「おいおい そう押し黙られても困るな

そんなんじゃ何も始まらねえっ 何でもいいから話してみ

話せば動き出す その動きの中で随時考えていけばいいんだ

展開しないぜこのままじゃ ラチがあかねえとはまさにこの事

やれやれ まるで詰め将棋だな 正着手が見えないと一手目から動けない将棋

しかし 間違っている それはこの世のありようと違う

不完全でもやはり動くことが 道を開くこと そうだろ?」


ひろゆき 『そりゃそうだけど でも死んじゃうんでしょ 失敗したら赤木さんが

そんな責任重大な説得を そんな簡単に始めたりなんか』


赤木 「じゃあこうするか ここに1ピンから9ピンまでのピンズが2枚ずつ計18枚ある

つまり1ピンは2枚ってことになるんだが この1ピンを2連発で今お前が引いたら

その奇跡に敬意を表し 生き残ろうではないか 決心を翻し生き残る ただし

もし2連発で引けなかった場合は お前の腕を一本貰おう」


ひろゆき 『18牌中2牌ってことは 1回目の確率が2/18 2回目が1/17

それが2回連続で起こる確率は2/306 つまり1/153 ひどい確率だ』


赤木 「ハハハ おいおい 何考え込んでんだよお前 いいかひろ

俺を生かしたいと思うなら こんなもん即受けだよ即受け いいかひろ

考えるな 「負け」の可能性なんて

今回みたいな場合は ただ「勝ち」に賭けりゃいい 負けた時は

反故にしちまえばいい 腕一本なんていうそんなバカな取り決めは

死んでいく奴との約束なんて 知ったこっちゃねえって反故にすればいい

お前にはそういうズルいというか いい加減なところがない」


ひろゆき 「どうして牌・・・ まさか」


赤木 「ククク そのまさかさ かくの通り乱戦よ 勝負事はたいてい

通用しない お前の生真面目さは 足をとられて終わりだ だから

もっといい加減になればいいのだ 臨機応変

柔軟になればいい もっと

真面目であることは悪癖だ!

かくあらなければならないなんて考えは悪癖だ

それがお前を止めちまった 9年間も」


ひろゆき 『ううっ・・・! どうして この人はそんな事を』


$惟神(かんながら)を噛みながら