原田 「どういう事だ? かわいそうとか苦しむとか ろくに生きてねぇとか
何言ってんだ? まるで分からねぇ」
赤木 「だから 積み過ぎたってことさ お前は成功を積み過ぎた」
原田 「はぁ~~? おいおいっ 何を言い出すんだ 悪いってのか成功が?
失敗してろとでも言うのか 勝つなとでも」
赤木 「そうは言わねぇ 勝つこと成功は必要だ
生きていく以上 どうしたって「成功」は目指さざるを得ない
それはいい加減に生きてきた俺とて同様
何しろ死んじまうんだ 勝ってかないと だから目指すさ それは仕方ない ただ・・・
俺は「成功」を少し積んだらすぐに崩すことにしてきた
意図的に平らに戻すようにしてきた
実は「成功」はなかなか曲者でよ 一筋縄じゃいかない代物
最初の一つ二つはまぁいいんだが 10・20となるともう余計 余分だ
体を重くする贅肉のようなもの
それをお前はいいやいいやで 無用心に積み過ぎた 動けねぇだろ?
お前 今 動けねぇだろ? 満足に
まぁ最初は必要な意味ある「成功」だった 勝つことによって人の命は輝き光を放つ
そういう「生」の輝きと成功は・・・最初はつながっていた なのにどういうわけか
積み上げていくと ある段階でスッ・・・とその性質が変わる
成功は生の「輝き」でなく枷になる
いつの間にか成功そのものが人間を支配・・・ 乗っ取りにくるんだ
「成功」が成功し続ける人生を要求してくる
本当は あえてここは失敗をする あるいはゆっくりする
そんな選択だって人にはあるはずなのに
積み上げた成功がそれを許さない
縛られている まるで自由じゃない
それは何でも出来そうに見える 暴力団の組長
それも半端な組じゃない 関西で1・2を争う巨大組織の頂点
原田克美でも変わらない
原田・・・ 正直に言ってみ お前窮々としてるだろ
どんなに金や権力を手に入れたところで 実は窮々としている
「成功」ってヤツは 人を自由にしないんだ ハダカを許さない 装うことを要求してくる
つまり 成功者・・・ 大物らしく振る舞うことを要求してくる となりゃあ
当然いちいつメソメソなんかしていられない ましてお前は暴力団の組長 さぞや窮屈だろうぜ
悲しい時も泣けず おかしくても笑えず 怒りが込み上げてきても安々と爆発なんか出来やしねぇ
いちいち拳を振り上げてたら 命がいくつあっても足りない稼業
我慢をしてるはずだ・・・相当 そんなストレスのかたまりみたいな日々を
お前は営々とこなしている スケジュール通り
何だそれ まるで分からねぇ
ありのままの自分がどこにもねぇじゃねぇか
金や家来をいくら持ってようと そんなもん俺は毛ほども羨ましくねぇ
みすぼらしい人生だ
生きてると言えるのか お前 それで

何言ってんだ? まるで分からねぇ」
赤木 「だから 積み過ぎたってことさ お前は成功を積み過ぎた」
原田 「はぁ~~? おいおいっ 何を言い出すんだ 悪いってのか成功が?
失敗してろとでも言うのか 勝つなとでも」
赤木 「そうは言わねぇ 勝つこと成功は必要だ
生きていく以上 どうしたって「成功」は目指さざるを得ない
それはいい加減に生きてきた俺とて同様
何しろ死んじまうんだ 勝ってかないと だから目指すさ それは仕方ない ただ・・・
俺は「成功」を少し積んだらすぐに崩すことにしてきた
意図的に平らに戻すようにしてきた
実は「成功」はなかなか曲者でよ 一筋縄じゃいかない代物
最初の一つ二つはまぁいいんだが 10・20となるともう余計 余分だ
体を重くする贅肉のようなもの
それをお前はいいやいいやで 無用心に積み過ぎた 動けねぇだろ?
お前 今 動けねぇだろ? 満足に
まぁ最初は必要な意味ある「成功」だった 勝つことによって人の命は輝き光を放つ
そういう「生」の輝きと成功は・・・最初はつながっていた なのにどういうわけか
積み上げていくと ある段階でスッ・・・とその性質が変わる
成功は生の「輝き」でなく枷になる
いつの間にか成功そのものが人間を支配・・・ 乗っ取りにくるんだ
「成功」が成功し続ける人生を要求してくる
本当は あえてここは失敗をする あるいはゆっくりする
そんな選択だって人にはあるはずなのに
積み上げた成功がそれを許さない
縛られている まるで自由じゃない
それは何でも出来そうに見える 暴力団の組長
それも半端な組じゃない 関西で1・2を争う巨大組織の頂点
原田克美でも変わらない
原田・・・ 正直に言ってみ お前窮々としてるだろ
どんなに金や権力を手に入れたところで 実は窮々としている
「成功」ってヤツは 人を自由にしないんだ ハダカを許さない 装うことを要求してくる
つまり 成功者・・・ 大物らしく振る舞うことを要求してくる となりゃあ
当然いちいつメソメソなんかしていられない ましてお前は暴力団の組長 さぞや窮屈だろうぜ
悲しい時も泣けず おかしくても笑えず 怒りが込み上げてきても安々と爆発なんか出来やしねぇ
いちいち拳を振り上げてたら 命がいくつあっても足りない稼業
我慢をしてるはずだ・・・相当 そんなストレスのかたまりみたいな日々を
お前は営々とこなしている スケジュール通り
何だそれ まるで分からねぇ
ありのままの自分がどこにもねぇじゃねぇか
金や家来をいくら持ってようと そんなもん俺は毛ほども羨ましくねぇ
みすぼらしい人生だ
生きてると言えるのか お前 それで
