昨年、遼くんは賞金王になったが、最終戦にまでもつれ込んだ。

本来、もっと早く確定できたはずである。

なぜ最終戦にまでもつれ込んだか。

いろいろ理由はあるだろう。

そもそも賞金王獲ることは、簡単なことではない。

しかし敢えて書く。

当時の彼は悩んでいた。

独走態勢になった時、どういう気持ちで3日目をプレイすればいいのか。

こんなことを悩んでいたのだ。



-昨年のフジサンケイクラシック----------------

独走態勢に入ったと誰もが思った時、石川本人の心には迷いが生じていた。

「僕だけ、これだけ伸ばしていいのか。どういう気持ちでプレーしていいのか、分からなくなった。」

もともと、3日目は「鬼門」だった。

攻めに集中できる最終日と違い「攻めていくべきか、守るべきか、判断が難しい」と心の持ち方に苦心していた。

その3日目の序盤で後続に大差を付け始めたことでますます迷いが生じた。

それがプレーに表れた。

好調だったパットが狂い、後半11、13、14番は、2パットでボギー。

特に14番では、上り1メートルのパーパットを入れきれない。

2位久保谷に1打差と迫られた時に頭によぎったのは初日、2日目と同組だった片山晋呉の言葉だった。

片山は昨年5月の日本プロ選手権3日目で、2位に7打差をつけ、そのまま独走優勝した。

この日の状況を予期していたかのように、石川はラウンド中に片山に取材していた。

 
石川 どんな気持ちだったんですか?

片山 競ってる方が楽。もし負けたらとか、気持ちの持ち方は難しかった。

尊敬する実力者でも2位以下に差をつければつけるほど逆に不安になるものと思えば気持ちは落ち着いた。

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素人だから、トッププロのその状況での心境、決して理解できないのは百も承知。

だけど当時、そんな気持ちじゃ、マスターズ二十歳で優勝って、ちょっとどうよ?と思った。

日本ツアーならもう、ぶっちぎりで優勝する。

そのくらいじゃないと、目標は達成できなくない?と

ド素人丸出しかもしれないけど、そう思う。

だって「日本人がマスターズ二十歳で優勝」って、超常識外れ。

何事にも限界を作ってるようでは、達成できない目標。

だったら日本ツアーにおいても、限界を作ってほしくない!

日本ツアーの優勝とかじゃなくて、自分のゴルフだけを追究してほしい!



今回の優勝は、遼くんが持つ自分の常識も、世間の常識も、かなりの数を破ったと思う。

これは大きな自信になる。

意識の幅も広がったと思う。

今年はどうぞ「常識」にとらわれず、ただ「自分の限界」に挑戦してほしい。

「攻めのゴルフの限界」と言ってもいいのかもしれない。

他の選手とか、優勝とか、そんな事が頭の片隅にもよぎらないくらい、「自分の世界、自分のゴルフ、自分の目標」にただ徹する。

これって「いまを生きる」ってことだ!

そして自分の幅が広がった分だけ、来年のマスターズで結果が出ると思う。

そして僕も自分の限界を越えて、来年のマスターズは現地観戦ですが、なにか?(汗)。


ありがとうございます。

つづきます。