ある先生から、朝日新聞の切り抜きをいただいた。
一般の人が誤解しそうな記事だと思いました。
一部ですが転載します。
放射線診断の無駄な被曝心配
矯正歯科医 栄枝浩介(56)
-----転載はじめ--------
(前略)
CTの被曝線量の高さはレントゲンの比ではなく、放射線は多量に浴びれ
ば有害です。しかし、そのリスクを上回るメリット、例えば重篤な疾患の
発見や治療効果の向上につながれば有用です。インプラント治療などにお
けるCT画像の必要性も否定しません。しかし特殊症例でもない歯並び矯
正での使用や、矯正治療の経過確認のための頭部への大きなレントゲン写
真撮影など、臨床上必ずしも必要としないケースもあり、無駄な被曝が懸
念されます。
放射線利用の画像診断は、学会の認定医、専門医などの認定審査の症例報
告における画像多用の傾向が増加の一因とも指摘され、歯科医師側の自制
と何らかの規制の必要を感じています。
-----転載おわり--------
ここから個人的見解を書きます。
>CTの被曝線量の高さはレントゲンの比ではなく
レントゲンって・・・。
レントゲン写真なら、まだいいんですけど。
医療人としては、エックス線写真と書いてほしいところ。
ちなみにCTも「レントゲン」です。
>放射線は多量に浴びれば有害です
歯科用CT:20-100(μSv:機種による)
成田-NY飛行機往復:200(μSv)
人体に何らかの障害が見られるレベル:200,000(μSv)
確率的影響:生きている限り逃れられない。ボーダレス。
>例えば重篤な疾患の発見や治療効果の向上につながれば有用です。
重篤な疾患の発見は、スクリーニング検査から見つかることも多い。
治療効果の向上は、術後や経過観察検査から分かることも多い。
向上につながるかどうか、撮影前に予想はできるが、絶対には分からない。
撮影する必要がないと決めつけ、見逃すリスクも考慮すべき。
>特殊症例でもない歯並び矯正での使用や
矯正治療は、患者さんにとっては十分特殊症例だと思います。
一般症例と比べて、CT撮影した方が良いと思われる症例の割合は高い。
>臨床上必ずしも必要としないケースもあり
多くの歯科医師は、臨床上必要と思ったから撮影している。
判断基準はドクターによって違う。
もちろん、患者さんへの説明、理解、納得が必要。
>放射線利用の画像診断は、学会の認定医、専門医などの認定審査の症例報告における画像多用の傾向が増加の一因とも指摘され、歯科医師側の自制と何らかの規制の必要を感じています。
「増加の一因」とあるが、学会(日本矯正歯科学会と思われる)の認定医、専門医審査において、CT利用が過剰であることが問題。
一般の人が読むと、日本歯科界全体において、CT検査が過剰であると思ってしまうような文章になっている(と私は思った)。
日本矯正歯科学会において、ガイドラインを定めれば良い話だと思われるが、学会員でない歯科医師が、矯正治療でCTを「むやみに」撮影するケースがあるのでしょう(たぶん)。
そして「増加の一因とも指摘され」ているから、「学会員でない歯科医師」に注意を促すつもりで、朝日新聞掲載なのでしょうか?
それならもう少し練った文章にして欲しかった。
医療被曝に関して、日本では同じ論調です。
その事に関して、今後もう少し掘り下げてみようと思います。
ありがとうございます。
つづきます。
一般の人が誤解しそうな記事だと思いました。
一部ですが転載します。
放射線診断の無駄な被曝心配
矯正歯科医 栄枝浩介(56)
-----転載はじめ--------
(前略)
CTの被曝線量の高さはレントゲンの比ではなく、放射線は多量に浴びれ
ば有害です。しかし、そのリスクを上回るメリット、例えば重篤な疾患の
発見や治療効果の向上につながれば有用です。インプラント治療などにお
けるCT画像の必要性も否定しません。しかし特殊症例でもない歯並び矯
正での使用や、矯正治療の経過確認のための頭部への大きなレントゲン写
真撮影など、臨床上必ずしも必要としないケースもあり、無駄な被曝が懸
念されます。
放射線利用の画像診断は、学会の認定医、専門医などの認定審査の症例報
告における画像多用の傾向が増加の一因とも指摘され、歯科医師側の自制
と何らかの規制の必要を感じています。
-----転載おわり--------
ここから個人的見解を書きます。
>CTの被曝線量の高さはレントゲンの比ではなく
レントゲンって・・・。
レントゲン写真なら、まだいいんですけど。
医療人としては、エックス線写真と書いてほしいところ。
ちなみにCTも「レントゲン」です。
>放射線は多量に浴びれば有害です
歯科用CT:20-100(μSv:機種による)
成田-NY飛行機往復:200(μSv)
人体に何らかの障害が見られるレベル:200,000(μSv)
確率的影響:生きている限り逃れられない。ボーダレス。
>例えば重篤な疾患の発見や治療効果の向上につながれば有用です。
重篤な疾患の発見は、スクリーニング検査から見つかることも多い。
治療効果の向上は、術後や経過観察検査から分かることも多い。
向上につながるかどうか、撮影前に予想はできるが、絶対には分からない。
撮影する必要がないと決めつけ、見逃すリスクも考慮すべき。
>特殊症例でもない歯並び矯正での使用や
矯正治療は、患者さんにとっては十分特殊症例だと思います。
一般症例と比べて、CT撮影した方が良いと思われる症例の割合は高い。
>臨床上必ずしも必要としないケースもあり
多くの歯科医師は、臨床上必要と思ったから撮影している。
判断基準はドクターによって違う。
もちろん、患者さんへの説明、理解、納得が必要。
>放射線利用の画像診断は、学会の認定医、専門医などの認定審査の症例報告における画像多用の傾向が増加の一因とも指摘され、歯科医師側の自制と何らかの規制の必要を感じています。
「増加の一因」とあるが、学会(日本矯正歯科学会と思われる)の認定医、専門医審査において、CT利用が過剰であることが問題。
一般の人が読むと、日本歯科界全体において、CT検査が過剰であると思ってしまうような文章になっている(と私は思った)。
日本矯正歯科学会において、ガイドラインを定めれば良い話だと思われるが、学会員でない歯科医師が、矯正治療でCTを「むやみに」撮影するケースがあるのでしょう(たぶん)。
そして「増加の一因とも指摘され」ているから、「学会員でない歯科医師」に注意を促すつもりで、朝日新聞掲載なのでしょうか?
それならもう少し練った文章にして欲しかった。
医療被曝に関して、日本では同じ論調です。
その事に関して、今後もう少し掘り下げてみようと思います。
ありがとうございます。
つづきます。