鎌倉時代の生活 (4) | 中世史討論会

中世史討論会

日本の中世史について素人の視点から討論する材料を提供したいと考えています。将来的には、専門家の招聘や討論会の開催を目指しています。
なお、当ブログでは諸説あるもの含めて煩雑さを避けるため一つの説に拠っていますが、その辺もコメントしていけるとありがたいです。

13. 寺社

御成敗式目第1条・第2条には、寺社を管理して修理すべきことが記載してあります。当時の人々は信心深く出家も一般的でした。また、屋敷内に持仏堂を設けることもありました。

自らが檀那となったお寺の住職は、御家人にとって相談相手でもあったと考えられます。


14. 歯磨き

鎌倉時代には、爪楊枝が使われていた様です。爪楊枝を使って口内を洗浄しました。なお、爪楊枝の指導は、禅宗をはじめとする寺院が主導した様です。


15. 服装

御家人は、直垂と袴を着ていました。頭には折烏帽子、腰には太刀です。女性は壺装束という格好をしていた様です。比較的に動きやすさが重視された服装といえます。


16. 読書

御家人は、幕府より文書での命令が通達されたことから、読書もする様になったと考えられます。式目、漢籍や和歌などを教養として身につけていたはずです。寺院で指導を受けたりもあったでしょう。鎌倉や京都との書状のやりとりもあったはずです。