
今日のしつけコラムは「トリック(一発芸)」についてです

トリックとは?ワンちゃんのしつけ、というと「オスワリ」「フセ」などの指示語トレーニングのイメージや
引っ張らずに横で歩く、とか、アイコンタクトをする!とか
「キッチリやる!」というイメージが強いかと思います

実は、楽しくできるトレーニングがあります

それがトリックです。
C*SunnyDogの生徒さんにも、楽しくトリックを練習しているワンコはたくさんいます

トリックといっても、無限大に数はあるのですが・・・
一番ポピュラーでカンタンなものは「お手」でしょうか


お手を発展させて、「はーい」を教えたり、
様々なことができますが、こたろうさんはこんなことも教えてみました

このカスタネットタンが役立つのか?と言われれば、
正直・・・微妙なところかもしれません

ただ、カスタネットのようなあまり触れることのない素材のものに
自分から足を着けることで、足の感触を養うことに繋がる子もいます

「お手」もただ、トリックとして教えるのではなく、
体を触られる練習や、足を拭かれる練習として教えることもあります

このように、トリックが逆に普段の生活に役立つこともあるのです

こたろうさんの場合、バックがこの「普段の生活でも役立つトリック」に入ります

写真を撮る時に少しバックしてもらって位置調整をしたり、
何か遠くから指示を出すときにも便利です

また、彼の場合は後ろ足に意識を向けさせることで、筋力低下を防ぐ狙いもあります

トリックを教える利点、気をつけるべきことは?トリックを教えるといいことがたくさんあります

・人もワンちゃんも楽しい
・基礎的なトレーニングの応用になる
・トレーニングの手順を考えながら行える
・その子に合ったトリックを教えられる
・基礎的なトレーニングの補助になることもある
・苦手なことも楽しく覚えられることもある
・愛犬がさらに可愛くなる!!←ここが大切です

逆に気をつけるべきこととして、
トリックばかりを優先しないこと。です

トリックができるワンちゃんを見かけると、つい、「うちの子にも教えたい!」と思いますよね

もちろん、それ自体がいけないわけではありません。
ただ、他にトレーニングするべき項目がないか、そこをもう一度確認しておきましょう

可愛いトリックがしたい!教えたい!その気持ちはすご~くよくわかります

でも、もし、他のトレーニングを急ぐ項目があるのなら、そちらを優先させましょう

いくら可愛いトリックがたくさんできても、普段の生活に支障があるのなら、
トレーニングをしている意味がありませんよね

トリックを教えるのに必要なことは?トリックを教えていくのに必要なのは、基礎的なトレーニングができていること、です

もちろん、オスワリやフセができていなくても、
トリックをワンちゃんに教えること自体は可能です

ただ、この基礎的なトレーニングを少しでもやっておくことで、
「何かをする」⇒「ごほうびがもらえる」という、いわばトレーニングの流れを
ワンちゃんが理解し、それによってトリックを覚えるのが早くなるのです

また、オスワリやフセから教えていくトリックもあります。
こたろうさんのバックの場合、まずは「タッテ」を教えました


逆にトリックから入ると、苦手なトレーニングもスッとできてしまう子もいます
人もワンちゃんも、ときには思い切り楽しくトレーニングすることも必要なのですね
チャレンジしてみよう!こんなトリック!
トリックの種類に関しては、アイデア次第で色んなことができます
愛犬にあったトリックを考えながら教えるのも楽しいですね
代表的なものを少しあげておきますので、ぜひチャレンジしてみてくださいね
・スピン、ターン(時計まわり、反時計まわりにクルッとその場で1周)
・アラウンド(人のまわりをワンちゃんが1周)
・ハイタッチ(ワンちゃんはオスワリ、お手を少し高い位置で)
・バーン(銃の形にした手の合図で仰向けになる)
・ロールオーバー(ごろん、とワンちゃんが寝て横に回転する)
・ほふく前進
・8の字(ワンちゃんが人の足の間を8の字に通る)
・ウィーブ(人が歩きながら、足の間を縫うようにワンちゃんがくぐる)
・足ジャンプ(人の足をジャンプする)
もし、教え方がわからければ、いつでも聞いてくださいね
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