稽留流産後、待機4週間、その間妊娠組織の排出を見ないまま、次の生理が終わるまで経過観察することに決まった翌日の昨日。
それは突然に、なんの前触れもなく、寒気も痛みもなく、するんと何か大きな塊が生まれてきた。
それが妊娠組織だってことは、2度目の経験からすぐに分かった。
昨日は朝から出かけていて、SCの有料遊び場で子ども達を遊ばせていたのだけど、そろそろ利用時間が終わるからお迎えに行こう、と立ち上がったときだった。
大きさや状態が分からないドキドキはあったけど、これで自然排出が無事終わった、という安堵感もスッキリ感もあった。
外出時はずっと持ち歩いていたジップロックに、出てきた妊娠組織を入れて、昨日は帰宅後冷蔵庫に保管。
夜、まじまじと観察したのだけど、たぶん剥がれてから時間が経っているので、色は赤褐色で乾いた感じだし、胎嚢と分かる組織は潰れて吸収されているように見えた。
前回、自然排出した時に見たものとは、だいぶ違ったけど、これだけ大きさがあれば病理検査が出来るって思っていて、今日、予約なしで病院に行ってきた。
土曜日の産婦人科なんて、予約しても行きたくないのに、予約なしの受付。
病理検査の受付だけしてくれたらいいので、と伝えて、あちらこちらに移動させられ、聞いたら予約している患者さんで80分待ちらしい。
娘を連れていたし、予約なしの診察待ちは80分以上かかるのが予想できるし、やはり今日は診察しなくて良いので、病理検査だけ受付してもらって、検査代3,420円を支払ってきた。
ちょろちょろ出ていた酸化した出血というかカスのようなものは、塊を排出したあとは、ほぼなくなった。
子宮が収縮してるため鈍痛があるくらい。
胞状奇胎を二度経験しているから、できれば病理検査はしたいと思っていた。
二度あることは三度ある、とも言うしね…
妊娠組織は既に出ちゃったんじゃないですかね、と言われていたし、混んでる土曜日の産婦人科に行くのも気が進まなくて、病理検査しなくてもいいかなぁって気持ちが傾いていたけど、ちゃんと出来て良かった。
今朝、夫が唐突に「今日のお昼、焼肉行こうか」と言ってきたんだけど、さすがのわたしも昨日排出された妊娠組織を見たばかりで、焼肉焼く気になれなくて断った。
つわりが始まる前に、焼肉食べたいって言ったのに、その時に連れて行ってくれないからタイミングが合わなくなるんだよ。
夫が連れて行ってくれなさそうだったから、近所の友達と焼肉ランチしたんだ。
夫はね、生物学専攻で遺伝子工学を学んでいたらしいんだけど、前回排出した胎嚢も妊娠組織も見るのを即答で拒否したからね。
学歴では敵わないけど、生物学の経験値はわたしの方が上だと思う。