高校生の頃、姉の友人と交際していた。


彼は私の通う高校からほど近い場所に一人暮らしをしていた。


職業はヤミ金


出会いは私の通う高校の文化祭に姉が友人数人と訪れ、文化祭の後に皆で遊びに行った事がきっかけ


連絡先を交換し、何度かデートへ行き、交際スタート


自宅、学校、彼の家、バイト先が私の狭い狭いテリトリーだった。


彼の家へ行くが、鍵を渡されていないので、学校が休みの日に彼が仕事へ行ってしまうと家から出られない。。。


ピザを注文していたが

数回で飽きた。


なので、

近くに住む友人に弁当や飲み物、お菓子をを買ってきてもらい二人で彼不在の家で小さなパーティをしてを楽しんだ。


その後、合鍵を貰ってしばらくした頃。


学校が終わり、バイトへ行く前に彼の家へ寄るとチェーンが掛かっている。

ピンポン押すとパンイチの彼がが玄関に。


元カノが来ていたのだ。

(恐らくだが、ちゃんと別れていなかったようだ)


私は、じゃあいいや。

と言ってバイトへ向かう(何がいいんだ?今だったら確実に玄関壊す勢いで暴れるが、当時は心が欠けていた)


バイト終わりに携帯開くと着信とメールの山。

もちろん彼から。


今日、ちゃんと別れた。(パンイチでか?)


cstrayの事が一番大切だ(絶対嘘)


許してくれるなら何でもする(言ったな?)

などなど


私の誕生日も近かったので許すことに。


誕生日プレゼントはVUITTONの長財布。


この時既に


心此処にあらず


束縛も激しく、面倒になった私が別れを切り出した。


私の荷物を届けに行くと言われ、自宅で待っていると彼到着。


私物返却完了し、終了かと思ったら突然。


プレゼントした長財布返してと。


鼻水出たわ。


ムカついたのでその場で中身全部抜いて、道に叩きつけた。

川に投げた小石のようにリズム良く


スン、スススーン


ってコンクリートの上を滑ってを飛んでいった。


笑いを堪えながら、


ではさようなら


と伝え、自宅へ戻り


ケツの穴の小せえ男だなと思った


後日談で、その私が投げた財布は友人が買い取り、その妻が使っていた。実物を見たが確かに擦り傷が付いたVUITTONだった。