『職場における7つのムダ』 | ~100年企業を目指して~理念浸透と人材育成の教科書~

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100年続く会社の生存率を考えると奇跡に近い。1代の経営者で終わらず4~5代の経営者がバトンを繋ぎ続ける。そこに何かロマンを感じますね。どんな秘密があるのか。経営の量ではなく、経営の質に拘ったコンテンツをお送りします。

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。

『トヨタに学ぶカイゼンのヒント71』という書籍の中に、
「事務系職場における7つのムダ」というものが
紹介されています。

以下、引用します。

1.会議のムダ
「決まらない会議」「決めない人も出る会議」を
 開催していないか

2.根回しのムダ
 自分の安心のために、全員事前周りをしていないか。

3.資料のムダ
 報告のためだけに資料を作っていないか。
 A4・A3 1枚以上の資料を作っていないか

4.調整のムダ
 実務で調整していても進まない案件を、
 頑張って調整しようとしていないか。

5.上司のプライドのムダ
 自分に報告がなかっただけで自分は聞いていないと
 言っていないか。上司がこれを言うと、
 根回しと資料のムダが発生する

6.マンネリのムダ
 今までやっているからという理由だけで、
 続けている業務はないか

7.ごっこのムダ
 事前に練ってシャンシャン会議になっていないか。
 決めようとせずその周辺ばかりつつくことで、
 議論した気になっていないか。


社内で上記のようなムダを見たことはありますか?


A社の課長がぼやいていました。

「今日は1日中、会議なんで時間が取れません」


会議だけで1日が終わるというスケジュール。

会議に出席することが仕事になっている方もいますね。

たいした議論をするわけでもなく、
出席だけしているならば、
そこにただ座っている意味があるのでしょうか?


また大して提案の熱量もないのに、
部下に不必要な資料を作らせる上司もいます。


部下は資料を作るのが仕事、
上司は資料作成の指示を出すのが仕事。

一瞬で目を通して捨てられる資料に
何時間も費やしていたら、
部下がかわいそうですね。


A4 1枚というのは極端な例かもしれませんが、
それだけシンプルに趣旨が明確であるということです。


もっと社内業務の効率や生産性を
上げようと号令をかけているA社。

生産性のない会議をし、
生産性の低い資料を部下に作らせているのが
A社の管理職でした。

とっても滑稽な現象ですね。

7つの無駄を参考にしてみてください。