『米づくり農家が減り続ける理由』 | ~100年企業を目指して~理念浸透と人材育成の教科書~

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100年続く会社の生存率を考えると奇跡に近い。1代の経営者で終わらず4~5代の経営者がバトンを繋ぎ続ける。そこに何かロマンを感じますね。どんな秘密があるのか。経営の量ではなく、経営の質に拘ったコンテンツをお送りします。

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。


新米が流通するまでの辛抱と言われていますが、
お米不足が深刻です。

福祉関係の事業では、
食事提供があるためお米の確保が必須。

しかしなかなか米は見つからず。
仮に見つかっても、割高過ぎて手が出ないことも。


そもそも昨年までは、
食パンやスパゲティなどの小麦製品が値上がりする一方で、
お米の価格は安定的に低いまま。


一時前までは、
コメの消費が減り続けているとニュースになっていました。

若い世代でコメ離れが進んでいると。

理由は、炊飯器を置くのが邪魔、米を炊くのが面倒、
パン食への移行、炭水化物は太るという思い込み等。

しかし直近では需要と供給のバランスが
大きく崩れました。


お米屋さんに行った際、
店主がこんなことを話されていました。

「お米が高い、高いと言われているが、
 小麦に比べたら、本来はこの値段でも安いくらい。
 日本のコメは安すぎる。安いということは、
 農家が続けられないということ。
 
 農家がもっと儲かるように、
 米単価が上がらないといけない。
 
 消費者は嫌がると思うけどね。
 
 農家を近くで見る私からは、
 もっと農家が豊かになってほしい」

 

安い米に慣れてしまっている私たちは、
今の値段は「高い」と感じてしまうかもしれない。


私の親族も米作りをしているので、
その苦労は理解している方です。

これだけ約1年間、苦労して働いて、
収穫をして、10キロ3,000円?…。

苦労して儲からないならば、
担い手はどんどん減ってしまいます。


異常な安さの裏側には、
誰かを逼迫させる可能性があります。

いずれは破綻し、持続できません。


不都合な真実です。