『お金を払う人は偉いのか?』 | ~100年企業を目指して~理念浸透と人材育成の教科書~

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100年続く会社の生存率を考えると奇跡に近い。1代の経営者で終わらず4~5代の経営者がバトンを繋ぎ続ける。そこに何かロマンを感じますね。どんな秘密があるのか。経営の量ではなく、経営の質に拘ったコンテンツをお送りします。

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。


日常の生活の中でも、ビジネスにおいても
商品・製品を売る人と買う人がいます。

売り手と買い手。

「お金を支払う側=買い手」

どうしても買い手の方が力を持ちやすいですね。


「お金を払っているんだから、
 このくらいやってもらって当然」


という思考になります。

あまりにもギャップがあれば、
クレームになることも。


しかし私の知り合い経営者のⅠさん。

この方は、
お金を支払っている側(買い手側)なのに、
売り手をおもてなしする姿勢を貫かれています。


どうしてそこまで「謙虚さ」をお持ちなんだろう…
とさえ、思ってしまうほどでした。


「松本さん、もちろん買い手は弊社。
 でも取引先から、あの会社と付き合ってよかった。
 数ある取引先の中から、
 あの会社とのご縁は大事にしたい。
 あの会社の要望ならが直ぐに取り掛かろう。
 
 弊社とお付き合いがある会社には、
 先方にも売上以外の何か。
 メリットを感じてもらいたい」


とお話されていました。


一業者、一下請けのように扱われるのか。
大事な頼りになるパートナーとして扱われるのか。


取引先の社員も経営者も人間です。

「この会社のために…」
と思う人もいるでしょう。



すると金額以上のことで恩返しないといけないと
いっそうやる気になることもある。


私もI社長の姿勢から学ぶ必要がありそうです。


大金であればあるほど、
これだけ支払っているのに…と
ワガママも言いたくなる。

お金を払う側が偉いではなく、
「この会社のために…」と
思われるような態度や姿勢が自分にはあるか。


反省したいと思います。