『100%納得しなくてもスタートを切る』 | ~100年企業を目指して~理念浸透と人材育成の教科書~

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100年続く会社の生存率を考えると奇跡に近い。1代の経営者で終わらず4~5代の経営者がバトンを繋ぎ続ける。そこに何かロマンを感じますね。どんな秘密があるのか。経営の量ではなく、経営の質に拘ったコンテンツをお送りします。

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。


最近は、部下が上司に気をつかう以上に
上司が部下へ気を使っているように感じます。


何をするにしても部下の承諾をもらうように
丁寧に説明をされるリーダーもいます。


これくらいでバランスが取れているのかもしれません。


リーダーから部下への丁寧な説明。
これはぜひやってもらいたいし、やるべきだと思います。


先日、優しすぎるリーダー(Tさん)に会うことがありました。

Tさんは何をやるにもしても
部下の前向きな承諾を求めます。

「嫌々やってほしくないんで…」

その気持ちはわからなくもないですが。


それを逆手に取ってか、単なる子供なのか。

嫌な顔を露骨に出すスタッフが
彼のチームには数名いました。


「大反対」だった人が丁寧な説明をしたからといって、
「大賛成」に心が変わることは稀です。
せめて「反対をしなくなる」くらいでしょう。



部下の「100%納得」を追求することは、
マネジメントスタンスとしては立派です。

ただ部下100%納得しないと着手をしないとなると
話は別問題。


100%納得の努力はする。
100%に満たなくても、
始めながら100%納得に近づける。



賛成しない=反対という解釈をしない。

概ねの反対がなければ、
進めることが時には必要かと思います。