『会社が倒産に向かう兆しとは?』 | ~100年企業を目指して~理念浸透と人材育成の教科書~

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100年続く会社の生存率を考えると奇跡に近い。1代の経営者で終わらず4~5代の経営者がバトンを繋ぎ続ける。そこに何かロマンを感じますね。どんな秘密があるのか。経営の量ではなく、経営の質に拘ったコンテンツをお送りします。

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。


かなり以前にお手伝いしていたクライアントA社。

当時は会社の業績もよく、
注目されている企業でした。


しかし今は…。


当時の勢いはなく、
従業員から雇用問題で裁判を起こされて、
散々な評価でした。

業績もみるみる下がっているようです。


私がお手伝いをしていたのは、
創業社長時代です。


外部から経営者を呼んできて、
その方に継承してからは
お仕事をしていません。


継承後、最初は人事の方とお会いしていたのですが、
人が辞めて毎回人事担当者が代わっていきます。


しかもその会社のコア人材の流出です。

フィロソフィを体現しているモデル人材まで
流出が始まりました。


今は中途入社の大量採用で
何とか補おうとしていますが、
辞める人が多いので追いついていません。

顧客の評価も下がっています。


経営者が代わると方針が変わるのは仕方がありません。


率直に言えば以前のA社の社風が私は好きでした。

一人ひとりの社員を上層部がよく見えいました。

今は別の会社に変わってしまいました。


私は占い師ではないので
未来の予想はできません。

しかし経験上、
理念を体現している人物の退職が止まらない場合は、
途中で打開策を打たない限り、倒産への道を歩みます。



自分が好きだったクライアントが
どんどん衰退していく姿を見ることは、
本当に残念でなりません。