お宅は高気密・高断熱の家じゃないの? | 日々葛藤ブログ 住宅とホルモン

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CSハウジング株式会社(建設業)代表取締役
赤ホルモンスコップ伊豆長岡店(ホルモン)オーナー/監督の原 充保がいろんな事を書いていきます。

ここのところ断熱材関係のメーカーの電話や訪問などの営業攻勢が激しくなてってきてます。
営業トークはみな・・・
「2020年までに高気密・高断熱が義務化されますがご存じですか

つまり、高気密・高断熱が義務化されるので今から対策、勉強をしておきましょう!って。

私は「知ってますよー」ってかもう10年以上高気密高断熱標準ですから

とゆー話になります。
断熱材メーカーさんは来年から始まる高気密・高断熱住宅の義務化を機に売り込んでいきたいようですが、それって何?という方にご説明しましょう。

国土交通省などは、地球温暖化防止のため2020年度までに、すべての新築住宅、建築物について省エネルギー基準適合を義務づける方針を固めた。2千平方メートル以上の大規模建築物から段階的に義務化し、最終的に一般住宅までを対象とする。

あれ?今までは違ったの
て声が聞こえてきそうですね。
実際、スマイル館へ来館される方に聞いても同じような事が聞かれます。

この内容の骨子を。

断熱性能などを規定した現行の省エネ基準は1999年に設定され、現在、新築される一般住宅の基準適合率は10~20%程度とされる。義務化に当たり基準自体の見直しも進めており、骨子案では「実現可能レベルで設定する」としている。

地球温暖化防止のために、温室効果ガスの放出削減を2020年までに30%(2005年から)する中期目標に対して家庭部門では40~50%削減しないといけない。

このためには断熱性能を大幅にアップさせた家造りを義務化して、温室効果ガスの放出につながる冷暖房費にかかわる光熱費の削減に努めないといけない。

という理由なんです。
2020年までって長ーいと思うかもしれませんが、すぐにこの施策を実施すると中気密、中断熱程度の家しかつくれない、いやもっと言えば気密性はいらないよ!なんて言っていた工務店がつぶれてしまうので勉強会や技術開発の時間を確保しています。

税制優遇もあるそうですし、環境にいい家を建てないと廻りから白い目で。。(笑)
今後は「お宅は高気密、高断熱の家?」なんて会話が一般の人にも出てきそうですね。