マウスピース
東京にきたついで?にあるマウスピースを探しに楽器屋めぐりをしました。
普通、よく出ているマウスピースなら、馴染みの楽器屋さんに取り寄せてもらったり、選定してもらって送ってもらったりするのが常套なのですが、今回はハンドメイドで日本にも数が少ないものを探しているので店回りをします。
木管楽器のマウスピースはリードと同じく消耗品です。2~3年も吹けば、明らかに音色は変わっていきます。中学生のはじめの頃に買ったのを高校まで吹いているのなら、一度新しいものを試すとよいでしょう。しかも、個体差が結構あり、店頭で買うのなら自分の楽器を持っていって試奏して決めるのがいいです。私のように、自分が吹かない楽器のマウスピースを買いたいときはどうしたらいいのでしょう?そんなときの必殺技があります。それは・・・・店員に吹いてもらって聞いて選ぶというものです。まともな管楽器屋さんでしたら、店員はほぼ楽器を演奏できます。ただ楽器購入時の選定ならともかく、マウスピースレベルでそれをお願いできるかどうかというのは、営業判断といいますか、客と店との力関係によります。
悪い意味でなく、店は客をみてどれくらいのサービスをするかを決めています。常連なら多少の無理は利きますが、一見さんだと、露骨に態度の悪い店もあります。管楽器奏者は貧乏な客(笑)が多く、しかも商品は嗜好品でこだわっている客が多いわけですから、まともに全員を丁寧に接客していれば商売になりません。ですから、客としても「あなたの店の常連になりますからサービスした方が得ですよ」とか「楽器を買う気があるので丁寧に接客してください」とか、露骨でなくともアピールが必要ということです。このあたりは日用雑貨や食品を買う店ではないので、まあ仕方ないです(昔はこういう店ばかりだったのですが、最近は常連と一見を差別しない店も増えてきました例→通販など)。私の友人の中には、楽器を買う予定もないくせに(買う願望はある程度)、店の楽器を試奏しまくるのを趣味みたいにしているのがいますが、はっきり言ってマナー違反といいますか、私のようなホット客(本当に買う気がある客)からしたら止めてほしい行為です。本屋さんに本を買いに行ったら、目当ての本を立ち読みしているのがいてなかなか買えないことがありますが、似たようなものです。「こっちは買いに来てるのに、なんで冷やかしに邪魔されなければならないんだ!」と思いますね。
さてマウスピースの選定の話にもどりましょう。5月だったか、心斎橋ヤマハでテナーサックスのマウスピースの同一型番を店員に選定してもらっている様子です。クラリネットのバンドレンと違い、セルマーのマウスピースは数がそれほどないので、このような玉数の揃う大きな店で選ぶのもありでしょう。

↑同一型番を4本出してもらっている様子

↑試奏してもらった店員さん
最初に書いたとおり、今回探していたマウスピースは大手のものではないので、数が極端に少なく同一型番を比べて選ぶことは無理です。自分が吹いて納得して買うのがベストなのですが、人柱的にいろいろ試した結果、コレ!というものを衝動買いするということも私はよくやります。
私が探していたのは↓これです。

ジョディジャズのソプラノの5番
ジョディジャズはメイヤーコピーの新進メーカーで、品質が安定しているので有名です。クラシックとジャズ用マウスピースの一番大きな違いがチェンバーの大きさです。ジャズ用の方がチェンバーが大きく、大きな音が出しやすいです。ただ音色の問題から吹奏楽やオケではあまり使われません。ま、5番というのはオープニング(マウスピース先端のリードとの空隙)の広さを表していて、5番はもっとも狭いタイプです。クラリネットで有名なバンドレン5RVというのは、オープニングが極端に狭いタイプのマウスピースで、初心者にも安定した音程が出せるので広く使われています(ここでも吹奏楽の音程問題がでてくるんですよね)。逆にオープニングが広いと、表現の幅は広がりますが不安定で上級者でないとコントロールできなくなります。リードの堅さとの相性もオープニングと深く関わっています(5RVには3半とか)。
吹奏楽のソロでジャズマウスピースを使うというのは、私の知る限りあまりやっているバンドは少ないですが、ここにこだわると面白いように音色が変わります。よく、学校バンドでは「悪い癖がつくから~だ」的論法で色々試すことを嫌う傾向があるのですが、所詮趣味なので、色々やってみたらいいと私などは思います。吹奏楽"道”ではないんですから(笑)。
何軒か回ってやっと見つけたのですが、買った店は↓ここです。

石森管楽器。ウッドストーンなどのオリジナルブランドで有名ですね。


店内の様子。
お目当てのマウスピースは在庫がなかったのですが、たまたまショウケースの中に展示されていたのが5番でした。おそらく輸入元にも数がない型番なので、発注しても何ヶ月か待ちになるところでした。どんな音色になるのか、余裕があれば後日アップしてみたいです。
P.S.
バスクラリネットのマウスピースで、あまり数は出ていませんが、チャールズ・ベイとアレキサンダー・ヴィルシャーはかなり良いです。まだであればお試しあれ>関係各位
普通、よく出ているマウスピースなら、馴染みの楽器屋さんに取り寄せてもらったり、選定してもらって送ってもらったりするのが常套なのですが、今回はハンドメイドで日本にも数が少ないものを探しているので店回りをします。
木管楽器のマウスピースはリードと同じく消耗品です。2~3年も吹けば、明らかに音色は変わっていきます。中学生のはじめの頃に買ったのを高校まで吹いているのなら、一度新しいものを試すとよいでしょう。しかも、個体差が結構あり、店頭で買うのなら自分の楽器を持っていって試奏して決めるのがいいです。私のように、自分が吹かない楽器のマウスピースを買いたいときはどうしたらいいのでしょう?そんなときの必殺技があります。それは・・・・店員に吹いてもらって聞いて選ぶというものです。まともな管楽器屋さんでしたら、店員はほぼ楽器を演奏できます。ただ楽器購入時の選定ならともかく、マウスピースレベルでそれをお願いできるかどうかというのは、営業判断といいますか、客と店との力関係によります。
悪い意味でなく、店は客をみてどれくらいのサービスをするかを決めています。常連なら多少の無理は利きますが、一見さんだと、露骨に態度の悪い店もあります。管楽器奏者は貧乏な客(笑)が多く、しかも商品は嗜好品でこだわっている客が多いわけですから、まともに全員を丁寧に接客していれば商売になりません。ですから、客としても「あなたの店の常連になりますからサービスした方が得ですよ」とか「楽器を買う気があるので丁寧に接客してください」とか、露骨でなくともアピールが必要ということです。このあたりは日用雑貨や食品を買う店ではないので、まあ仕方ないです(昔はこういう店ばかりだったのですが、最近は常連と一見を差別しない店も増えてきました例→通販など)。私の友人の中には、楽器を買う予定もないくせに(買う願望はある程度)、店の楽器を試奏しまくるのを趣味みたいにしているのがいますが、はっきり言ってマナー違反といいますか、私のようなホット客(本当に買う気がある客)からしたら止めてほしい行為です。本屋さんに本を買いに行ったら、目当ての本を立ち読みしているのがいてなかなか買えないことがありますが、似たようなものです。「こっちは買いに来てるのに、なんで冷やかしに邪魔されなければならないんだ!」と思いますね。
さてマウスピースの選定の話にもどりましょう。5月だったか、心斎橋ヤマハでテナーサックスのマウスピースの同一型番を店員に選定してもらっている様子です。クラリネットのバンドレンと違い、セルマーのマウスピースは数がそれほどないので、このような玉数の揃う大きな店で選ぶのもありでしょう。

↑同一型番を4本出してもらっている様子

↑試奏してもらった店員さん
最初に書いたとおり、今回探していたマウスピースは大手のものではないので、数が極端に少なく同一型番を比べて選ぶことは無理です。自分が吹いて納得して買うのがベストなのですが、人柱的にいろいろ試した結果、コレ!というものを衝動買いするということも私はよくやります。
私が探していたのは↓これです。

ジョディジャズのソプラノの5番
ジョディジャズはメイヤーコピーの新進メーカーで、品質が安定しているので有名です。クラシックとジャズ用マウスピースの一番大きな違いがチェンバーの大きさです。ジャズ用の方がチェンバーが大きく、大きな音が出しやすいです。ただ音色の問題から吹奏楽やオケではあまり使われません。ま、5番というのはオープニング(マウスピース先端のリードとの空隙)の広さを表していて、5番はもっとも狭いタイプです。クラリネットで有名なバンドレン5RVというのは、オープニングが極端に狭いタイプのマウスピースで、初心者にも安定した音程が出せるので広く使われています(ここでも吹奏楽の音程問題がでてくるんですよね)。逆にオープニングが広いと、表現の幅は広がりますが不安定で上級者でないとコントロールできなくなります。リードの堅さとの相性もオープニングと深く関わっています(5RVには3半とか)。
吹奏楽のソロでジャズマウスピースを使うというのは、私の知る限りあまりやっているバンドは少ないですが、ここにこだわると面白いように音色が変わります。よく、学校バンドでは「悪い癖がつくから~だ」的論法で色々試すことを嫌う傾向があるのですが、所詮趣味なので、色々やってみたらいいと私などは思います。吹奏楽"道”ではないんですから(笑)。
何軒か回ってやっと見つけたのですが、買った店は↓ここです。

石森管楽器。ウッドストーンなどのオリジナルブランドで有名ですね。


店内の様子。
お目当てのマウスピースは在庫がなかったのですが、たまたまショウケースの中に展示されていたのが5番でした。おそらく輸入元にも数がない型番なので、発注しても何ヶ月か待ちになるところでした。どんな音色になるのか、余裕があれば後日アップしてみたいです。
P.S.
バスクラリネットのマウスピースで、あまり数は出ていませんが、チャールズ・ベイとアレキサンダー・ヴィルシャーはかなり良いです。まだであればお試しあれ>関係各位