蕎麦屋シリーズ:しながわ翁

今日は東にやってきています。明日の土曜日に新宿で某研修があるためです。
お盆で都心は若干人が少なめ。現在はホテルでのんびりしています。
明日の研修は予習が必要なのでこれからすることにしますが、旅にでたということは・・・
恒例の蕎麦屋シリーズいってみましょう。

しながわ翁
前にも書いた高橋邦弘氏の達磨・翁グループの一つです。
関西では大阪に「なにわ翁」があります。「なにわ翁」は駅から遠いので3回ほどしか行っていません。私の一番のお気に入りは滋賀県の某お店で2000年頃に店ができてから通算100回は行っています(正確には120回くらいか)。この某お店の話はまたいつかしましょう。ということで、「しながわ翁」です。
蕎麦の種類は少なく、明らかに求道系です。出汁は東京らしく醤油の強い辛めのもの。蕎麦前(蕎麦が出てくる前にお酒のつまみとして出される小品)も充実しています。私は卵焼きと、もりを頼んでみました。
卵焼き:無化調です。前にも書きましたが、私は化学調味料は「あり」派なので、こだわっていませんが、無化調だと非常に優しい味になるんですね。しながわ翁には夜いったのですが、昼がタイ料理だったんで、余計に卵焼きと大根おろしの組み合わせにウメー!!って感動してしまいました。大根おろしはかなり甘めの大根を使っています。蕎麦の薬味にも当然、大根おろしがついてきますが、これもかなり甘め。

もり:丁寧な仕事はさすがです。水切りをしっかりするのがポリシーらしく、若干乾いていて、もぐもぐという感じになってしまいました。これだけ技術があるのに、水も悪いんですね。滋賀県の水のグレードはかなり高い(某店もきっと鈴鹿の伏流水の井戸水)ので、それを食べ慣れていると、水の違いに反応してしまいます。わさびはさすがに本わさび。ちゃんと甘めに調整されています。出汁は上にも書いた醤油味がかなり強いもの。そば湯はサラサラ系です。蕎麦を食べるのには時期が悪いので、正確な評価はできませんが、そばがよければかなり期待できるでしょう・・・。あ、もちろん自家製粉です。グレードはA+ということで。
勝手にランキングしているのは若干気が引けるので、高橋邦弘さんの座右の銘で締めたいと思います。
>百人が食べて、百人がおいしいということはあり得ないんです。
>
>食べた人間すべてが翁が一番、
>他のそばは食べられないなんてことになったら、むしろ疲れちゃいます。
>そのうち30人が気に入って、残ってくれれば、充分じゃないかと思います。
>
>僕自身が食べておいしいと思うそばを、
>多少は他の人もおいしいと思ってくれるに違いない。
>これが支えだったかもしれません。
>
>とにかく、そばを食べてもらいたい。それでよかったらまた来てください。