音量と音楽表現について
吹奏楽コンクールも府県大会は一段落しました。
今回は吹奏楽での音楽表現、特に音量について考えてみたいと思います。
昔に比べればほぼなくなりましたが、今でも中学校の地区大会レベルで極まれにとんでもない暴力演奏に出くわすことがあります。ブレスコントロールなど技術的未熟さが原因で管楽器がうまく鳴ってない(共鳴していない)バンドで多く見られます。無理矢理アタックをつけて吹く金管楽器、キャラリネット(造語です(^^;)、爆音スネア・シンバル・バスドラムのコンボの演奏です。本人達はそれがイイ音だと信じているので、問題点とは感じていないことが多いのではないでしょうか。立場柄、中学校の練習もよく見るのですが、高校に比べればとにかく金管のアタックが乱暴すぎます。木管では特にクラリネットが響きを出せていません。それらは解決したとして、問題にしたいのは、その上のレベルのバンドの話です。
音楽表現上、コントラストをつけるために楽器を大きく鳴らす必要のある場面は存在します。音楽のエネルギーを高密度に表現したいときいくつもの手段がありますが、音量を大きくするというのは第一選択でしょう。他の選択としては、アゴーギグで表現するとか、テンポ設定で表現するとか、音色を変えるとか、音域を変える(これは主にポピュラー音楽)とか、打楽器やベース音で補助するとか・・・。バンドのポテンシャルとして、表現の手段の一形態として、大音量で鳴らすことは、できなければならないテクニックだとは思いますが、それを実際に曲中で行うかどうかは慎重に判断しなければいけませんし、音量だけに頼ってffを吹く場面もレアであるとも思います。
上で書いたことは多くの指導者が分かっている話なのですが、音量にコンプレックスを抱いているバンドや指導者が多いのも事実です。コンクールで自分たちより上位のバンドの演奏を聴くとき「うちのバンドは鳴らないから結果が悪いのだ」と思い込みやすいのです。本当に楽器が鳴っていない場合を除き、多くの場合は、問題点は「うまく音をコントロールできていない」ことの方にあると私は感じています。そしてその原因は、ずばり練習環境にあるといえるでしょう。多くの場合、合奏練習やパートでの合わせではなくて、個人練習にその原因があると思います。名前の通り、個人練習が充実して行われるためには、個人個人が自分の音をちゃんと(周りの音に邪魔されないで)聞ける場所が必要ですし、目的がはっきり認識されている必要もあります。また、どうしても単調なものになりがちなので、モチベーションを維持させる仕掛けも必要です。メトロノームとお友達になるのも手ですし、ソロコンなどの発表会を設けるのも手でしょう。
金管楽器が個人練習するには教室などでは響きすぎるので、直射日光の当たらない野外の方が適しています。反響・リバーブは和音合わせのときなどはある程度必要ですが、厳密に発音をチェックしたいときなどは、響かない方が聞きやすいです。もし室内でしか練習していないバンドがあれば、金管楽器の練習を野外にするだけで、音のレベルは一段あがると思いますので、やってみるとよいでしょう。もっとも、一番望ましいのは、空調の効いた反響の少ない防音処理のされた室内で練習することですが、そんな環境をもっているバンドはほとんどないですし。
ともかく、ちゃんと個人個人が鳴らしていれば、50人の吹奏楽編成で音量が不足するなど通常は考えられないことです。50人のファゴットバンドならあり得るかもしれませんが(笑)。他の記事でも書きましたが、昨今はffが聞き苦しくならないというのは、県大会以上のレベルでは必須事項です。そして、さらにその上のレベルで多くの演奏を聴けるよう、県全体が発展していってほしいと願っています。
(ちなみに現在は休暇をとっていますので、仕事をさぼっているわけではありません(^^;)
今回は吹奏楽での音楽表現、特に音量について考えてみたいと思います。
昔に比べればほぼなくなりましたが、今でも中学校の地区大会レベルで極まれにとんでもない暴力演奏に出くわすことがあります。ブレスコントロールなど技術的未熟さが原因で管楽器がうまく鳴ってない(共鳴していない)バンドで多く見られます。無理矢理アタックをつけて吹く金管楽器、キャラリネット(造語です(^^;)、爆音スネア・シンバル・バスドラムのコンボの演奏です。本人達はそれがイイ音だと信じているので、問題点とは感じていないことが多いのではないでしょうか。立場柄、中学校の練習もよく見るのですが、高校に比べればとにかく金管のアタックが乱暴すぎます。木管では特にクラリネットが響きを出せていません。それらは解決したとして、問題にしたいのは、その上のレベルのバンドの話です。
音楽表現上、コントラストをつけるために楽器を大きく鳴らす必要のある場面は存在します。音楽のエネルギーを高密度に表現したいときいくつもの手段がありますが、音量を大きくするというのは第一選択でしょう。他の選択としては、アゴーギグで表現するとか、テンポ設定で表現するとか、音色を変えるとか、音域を変える(これは主にポピュラー音楽)とか、打楽器やベース音で補助するとか・・・。バンドのポテンシャルとして、表現の手段の一形態として、大音量で鳴らすことは、できなければならないテクニックだとは思いますが、それを実際に曲中で行うかどうかは慎重に判断しなければいけませんし、音量だけに頼ってffを吹く場面もレアであるとも思います。
上で書いたことは多くの指導者が分かっている話なのですが、音量にコンプレックスを抱いているバンドや指導者が多いのも事実です。コンクールで自分たちより上位のバンドの演奏を聴くとき「うちのバンドは鳴らないから結果が悪いのだ」と思い込みやすいのです。本当に楽器が鳴っていない場合を除き、多くの場合は、問題点は「うまく音をコントロールできていない」ことの方にあると私は感じています。そしてその原因は、ずばり練習環境にあるといえるでしょう。多くの場合、合奏練習やパートでの合わせではなくて、個人練習にその原因があると思います。名前の通り、個人練習が充実して行われるためには、個人個人が自分の音をちゃんと(周りの音に邪魔されないで)聞ける場所が必要ですし、目的がはっきり認識されている必要もあります。また、どうしても単調なものになりがちなので、モチベーションを維持させる仕掛けも必要です。メトロノームとお友達になるのも手ですし、ソロコンなどの発表会を設けるのも手でしょう。
金管楽器が個人練習するには教室などでは響きすぎるので、直射日光の当たらない野外の方が適しています。反響・リバーブは和音合わせのときなどはある程度必要ですが、厳密に発音をチェックしたいときなどは、響かない方が聞きやすいです。もし室内でしか練習していないバンドがあれば、金管楽器の練習を野外にするだけで、音のレベルは一段あがると思いますので、やってみるとよいでしょう。もっとも、一番望ましいのは、空調の効いた反響の少ない防音処理のされた室内で練習することですが、そんな環境をもっているバンドはほとんどないですし。
ともかく、ちゃんと個人個人が鳴らしていれば、50人の吹奏楽編成で音量が不足するなど通常は考えられないことです。50人のファゴットバンドならあり得るかもしれませんが(笑)。他の記事でも書きましたが、昨今はffが聞き苦しくならないというのは、県大会以上のレベルでは必須事項です。そして、さらにその上のレベルで多くの演奏を聴けるよう、県全体が発展していってほしいと願っています。
(ちなみに現在は休暇をとっていますので、仕事をさぼっているわけではありません(^^;)