吹奏楽コンクールと審査員 | Kouのブログ

吹奏楽コンクールと審査員

ものすごく間が開いてしまいました。
まぁ誰得ブログなので、気が向いたときに更新していきます。

現在、まっさかりのコンクールについてのトピックから。
コンクールの順位は、審査員の決めた得点によって決まります。
フィギュアスケートやスキーのジャンプ競技などのように、技ごとに基礎点
があって芸術点が足されるという風には・・・なっていません。
ですから、審査員ごとに点数はバラバラですし、コンクールとはそういう
イベントだと納得して出演するしかありません。音楽に点数をつけるという
一見矛盾した行為を無理矢理行っているわけですから、審査員ごとに
聞き所や、許せない!?ポイントがバラバラなためです。

例えば、今年の課題曲2のマーチ。楽譜の指定テンポはかなり遅めです。
審査員は審査中は手元に課題曲のスコアを渡されていますから、
バンドが指定テンポより速く演奏したとき、減点するかどうか審査員
は判断することになります。曲想が崩壊するほどのテンポ設定は論外ですが、
演奏する側にも、指定通り演奏できないお家の事情というのがあるのです。
一番大きいのは、制限時間12分内に納めるため(1秒オーバーでも失格)、
比較的速くしやすいマーチのテンポを速くするパターン。そして、演奏者
の技術的制約により音長の保持が困難でスッキリきかせるにはテンポを
上げざるをえないパターン。あとは指揮者の好みなどなど。

地区予選レベルでは審査員は3人ですから、一人の判断で当落が大きく
影響されます。もっとも、そんな好き嫌いのレベルを超えて、完全に
通ることのできる演奏というのは存在しますが、昨今、滋賀の高校の
レベルは上がってきていますから、当落線上のバンドにとっては、審
査員の減点は注意を払う必要があります。

実は審査員が誰か分かれば、ある程度、採点されるポイントというのは
わかります。特にこの業界が長ければ、何回も何回も講評を読んでいる
わけですし、実際に審査員と直接話す機会もあります。

典型的な例では、打楽器の審査員は、多くの場合、打楽器しか聞いてい
ません(笑)。しかも、こだわりのある方が多く他の審査員と点数が違
うことも多いです。しかし、マレットの選択や配置、ニュアンスの出し
方など、打楽器パートの裏方の苦労を本当に分かってくれるのも、この
審査員です。トライアングルのどの部分を叩くかまで見ていますから。

おっと、時間がきてしまいました。続きはまた。
念のために繰り返しておきますが、審査員によって点数がバラバラなの
は、当然のことです。聞き所が違うからこそ、審査員が複数呼ばれてい
るのです。同じように採点するのなら、審査員は一人でいいし、場合に
よっては機械でもいいかもしれません(音程・リズムによって点数化と
か(笑))。でも、そんな審査はされたくないでしょう?