経済学の計算問題 | 公務員試験合格・内定のためのデータベース

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 経済学の計算問題の解法を分類すると大きく3種類に分類されます。



1 通常の理論的な方法

 理論とリンゲージして、問題を解く方法であり、ある程度の理論の理解を要する。経済学が苦手な方は理論 がちゃんとわかっていないのでこの方法で解くのは難しく、また、解く場合も時間がかかるというデメリットがありますが、難しい問題やひねった問題にも対処できる上、理論をさらに深く理解できるというメリットもあります。



2 公式法

 公式というのは基本的には、文字式(一般式)で問題を理論的に解いた場合の結論を用い公式化たもので、メリットとしては、理論がわかっていなくても解ける、早く解けるというのがありますが、デメリットとしてはパターン問題にしか対応できず、応用問題やひねった問題には全く対処できないという点があがられます。 



3 即解法

 即解法は、とにかく早く解けますが、公式法同様に応用問題やひねった問題には全く対処できません。また、これは各講師の属人的な面があり講師が教えてくれない限り知るすべがありません。また、すべての問題について即解法があるわけではないので、2以上に対処できる問題が限定されます。

 一部のギャンブラーの方を除いてはこの方法をメインに据えるのは絶対やめましょう。これはパターン問題が来たときに、早く解くために使いましょう。


 試験のレベルから考えると、市役所や特別区は2,3のみでいいですが、国Ⅱ、国税、地上を受験する方はやはり、1の方法をしっかりマスターすべきだと思います。(特に国税、国Ⅱは計算をきっちり対策しましょう)


 ただし、それができれば苦労しないですよね・・・・ですから、苦手な方は、まず2の方法でパターン問題には最低限対処できるようにしておき余力があれば1にレベルアップするというのも手です。



 計算問題についてお勧めの学習法は、問題を終わったあと、問題集の脇にでも、計算手続きを自分の言葉で書いておくことをお勧めします。

 たとえば、消費者理論の効用最大化問題であれば、

 ①効用最大化条件を求める。(MRS=Px/Py またはMUx/Px=MUy/Py)

 ②予算制約式へ代入

これは、自分の言葉で書く必要があります。限界代替率MRSの計算が頭に入っていない人はMRS=MUx/MUyも付け加えなければいけないですし、限界効用MUの計算が頭に入っていない人は効用関数を(偏)微分するという項目をプラスしておきましょう。



 ある程度の計算力を前提としますが、計算手順が頭に思い浮かべれば問題の6割は終了したと同じですし、手順を書くことにより、公務員試験の計算問題の共通性というか一般性、パターンが見えてきます(実はそんなに量はおおくありません・・・)。この共通性が発見できれば経済の力はぐんと上昇します。また、直前期にはこれをチェックするだけで、計算問題を効率的に復習できるはずです。


「川井太郎の公務員受験生応援ブログ」より
http://ameblo.jp/taro-kawai/