年末も近くなり、そろそろアウトプットの季節になりましたが、この時期になると答練や模試で点数が伸びない、できるようになっている実感がわかないと悩む方が多くなり実際に相談してくる受講生も多く感じます。
しかし、悩む必要はなくこれは当たり前のことです。受験勉強をしていると、最初は点数がどんどん伸びますが、ある時期より点数は伸びなくなるか、または下落する症状があり、ちょうど今がその時期に当たる方が多いのです。
理由は人それぞれですが、大きな理由のひとつに「曖昧な知識の増加」が挙げられるでしょう、勉強して知識は増加していきますが、その知識が曖昧な場合には、昔は解らなかった選択肢の引っ掛けに引っかかるようになります。1問1問に妙に考え込んでしまう時に起きる症状です。
試験で合格するために必要なのは「10の曖昧な知識より5の正確な知識」です、そのためには今の曖昧な知識をつける時期は当然に必要で、その膨大な曖昧な知識を直前期に正確なものへ磨き上げていき点数を伸ばします。直前期のこの作業がうまくいった方はドラスティックに点数が伸びますよ。
昔、僕の教え子でTさんという女の子がいましたが、彼女はなんとゼミの試験で14問中3点でした、しかし面接では「いけます!!」と自信を持って答えたのを覚えています。彼女のポジティブさを買いゼミに入っていただいたのですが、国税のほか都庁など結果は全勝でした、たぶんちょうど曖昧な知識の時期だったのでしょう。
今の時期「勉強しているのに、点数が伸びない。」は当たり前の事と考え、今は点数が伸びなくても腐らず、落ち込まず、愚直に前向きにしっかり合格を信じて勉強をすることが最も重要ですよ!
「川井太郎の公務員受験生応援ブログ」より
http://ameblo.jp/taro-kawai/