私が「たすけ」を開発した動機は、丹後の機屋さんから「新規には新しいコント

ローラの設備投資はできない、年金と合わせての収入状況で、安くUSBで織れ

る装置を開発してくれないか!そうすればまだ働けれる」と行く先々で何度も何

度も言われた事でした。


 ダイレクトジャカード・コントローラ「AO」「AO-LightⅡ」の開発を始め7年が経

ちました。


 現在、ダイレクトジャカードもモニター先で、絶好調!稼働中です。


 ふっと思いました。

 皆様から尊いお時間とご指導を頂きながら開発したお陰で、CSSの製品も一

つ一つ出来上がって来たんだな~、感謝だな~と。


 そして、自分の年にも近い、今まで日本の経済を支えて来て下さった高齢者に

敬意を表し喜ばれる事をしようか~そう思い社員に相談し「たすけ」を造りました。


 その「たすけ」が日本中のジャカード織業界以外にも、編み(経編み、丸編み、

横編み)刺繍業界まで「たすけ」を必要とされるなど、ゆめゆめ想像もしてませ

んでした。


 編み業界も織業界同様、既存のソフト・ハードメーカがなくなったり、又、製造

中止を言われたりで、どの企業さんも、既存メーカを使う為に色々苦慮しながら

旧態依然の状況でやって見える現実を知りました。


 生き残る為に相談を受ける事になりました。


 昨年、展示会で「たすけ」で名刺交換をさせて頂いた事で、お伺いさせて頂き、

向き合ってお話する事で分かった事でした。


 CSSは平成元年から繊維業界に入り、足かけ24年になりました。


 24年間日本中の繊維業界を営業し開発し納品して来た実績は無駄ではあり

ませんでした。


 お話を伺うだけでお客様の状況が手に取るように分かりました。


 当社が新規に開発したダイレクトジャカードとは別に・・

 今まで自社で開発してきた、ソフト・ハードを仕様変更する事で一部ではお悩

みが解決できると思いました。


 社員(戦友)がソフト・ハードも開発して来ましたので、アウンの呼吸でお客様

の要望が理解できます。


 できる限り、値打ちにご要望に応えれる様にし、お役に立ちたいと思いました。


 私は、優秀な日本の繊維業界の皆様に存続して頂きたい・・その一念です。

  
 成功した先人が言われました・・


 何事も成功するまであきらめない事・・


 少しばかり、今、必要とされる様になって、分かる重~い、重~い言葉・・


 以上