犬の白内障
白内障はオゾン層破壊→紫外線強化との関係もある病気で、人間だと高齢者に多く見られる病気です。この白内障、犬の目の病気としてもポピュラーな病気なんです。
白内障にかかると目の水晶体が曇って白くなり視力が低下します。白内障の原因は代謝異常によるものとされ、結果たんぱく質が変性を起こすために発症するとなると言われています。似たような病気に目の表面が白くなる角膜混濁という犬の病気がありますが、これは白内障とは異なる病気です。
白内障には先天性のものと老齢によるものとあります。外傷や中毒によって起こる白内障は「後天性白内障」と呼ばれます。白内障は直ちに生命の危機に直結する病気ではありませんが、症状が進むと失明することもあります。手術で視力を回復することは可能ですが、犬の行動範囲を注意していれば白内障であっても生活の不便は少なくなります。
白内障の症状としては目ヤニが増える、眼の充血、白く濁る、いきなり明るい場所に出ると見えにくくなる、目のかすみや映像が重なって見えるなどの症状もあります。
ご存じの通り水晶体は通常透明な状態ですが、白内障になると白く濁ります。白内障は一般に進行はゆっくりとしたもので、いつの間にか症状が進んでゆくことも少なくありません。すると柱や壁にぶつかったり、ちょっとした物音にも驚くようになります。
病気が初期の段階で発見した場合は手術は行われません。それというのも、点眼薬と内服薬で進行を防ぐことができるからです。しかし、白内障を完全にストップできるわけではなく、確実にゆっくり進行してゆきます。いずれは水晶体の濁りが2分の1になりますが、この段階で手術を行えば視力は回復します。
白内障対策としては、5歳を過ぎた時に定期健診を受けて早期発見を目指すのが一番と言えます。5歳以下でなった場合は若年性白内障と呼ばれます。
なお、白内障がよく見受けられる犬種というのがあり、犬の場合はダックスフンド、アメリカンコッカー、シーズー、マルチーズ、パグ、シュナウザー、コーギー、ヨークシャテリア、ビーグル、ボストンテリア、柴犬、シベリアンハスキー、ダルメシアン、ラブラドールレトリバー、ゴールデンレトリバー、ボストンテリアなどに白内障が多いとされます。
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犬の緑内障
緑内障は人間の病気としてポピュラーですが、犬の病気としても緑内障は多いのです。目の病気としては白内障と緑内障がよく知られていますが、病因は眼球の圧力が高くなり、視神経を圧迫するということにあり、失明など重篤な視力障害を引き起こす病気です。
最初は犬の眼に充血が生じ、しきりに擦る(こする)ようになります。この状態に気づかず放置すると、網膜や視神経の萎縮がおこって視力が低下してゆきます。そのうち痛みを感じるようになり、眼を細めるような仕草を見せる、光に過敏反応を見せたりするようになります。また、眼のあたりを触られるのを嫌がったり、眼を痛がって眼を閉じたままにしがちになり、涙の量が増えてゆきます。
緑内障は視野狭窄を伴いますが、全く見えなくなるには間があるので、とりあえず見える範囲で動きまわり、普段どおりに駆け回っているように感じます。結果、緑内障の発見は遅くなり、そして失明状態になって初めて病院へ行くケースが殆どです。このように緑内障は早期発見が難しい病気と言えそうです。
視野狭窄や失明にまで至ると、治療をしても、現状維持が良くてせいぜい.。視野や視力が戻ることはありません。緑内障の一歩手前でなる高眼圧は目の疲れ、目眩などを起こしたりしますが、人間と違い犬には自覚症状がないので、ぱっと見、わかりにくいのが厄介です。
緑内障の原因は以下の2つに別けることができます。
・先天性の緑内障
生まれつき眼房水の流れる道に異常があって眼圧が高くなりがちなケース。
・続発性の緑内障
他の病気が原因で発症する。ブドウ膜炎、水晶体の脱臼、外傷や腫瘍などが原因となったりする。
検査は眼圧検査、眼底検査などを行い病種の確定、病状の進行状態を診断します。
初期の緑内障では瞳孔を収縮させる点眼薬で進行を遅らせます。末期の場合眼球が飛び出てしまうこともあります。犬の緑内障の治療法は眼圧を下げる薬や内科的療法が一般的ですが、重症の緑内障になると完治は困難なので、早めの治療開始が求められる病気です。
高眼圧になりやすい犬種の代表は、パグやシーズー。この犬種はどちらも眼が大きく飛び出しています。他にもこのような眼を持つ犬種があるのですが、そういった犬を飼っている方は、定期的に眼圧検査を受けさせるのが効果的な予防法です。
