夏場だし、しばらくやってなかったから
どうも。
私です。
今宵は久方ぶりのお話をさせていただきたいと思います。
これは特段怖いと言う部類のお話ではないのですが、機会があれば皆さんも辺りの地名を気にしてみるには良いお話かと思います。
私の住む近辺には「十三塚」と言われる地名が数カ所ございマス。
この地名、読んで字の如く13の塚がある(もしくはあった)とされる場所です。
皆様の近隣にも探せばチラホラとあるかもしれません。
この十三塚、塚と言うくらいですから何かしら祀られている訳ですよ。
民間信仰によるものが多く、人柱の御霊や戦による斬首の御首を祟を避けるために祀ったもの、果てはネズミ12匹に猫1匹というような変わり種のものまで。
で、私が首をかしげる体験をしたのは地蔵が13体ある十三塚でした。
当時、ザリガニを捕まえに近所の同級生6人と、この十三塚の地蔵さんの前に自転車をとめて用水で遊んでいたのですよ。
用水は十三塚から50mほど離れていたと思います。
ザリガニを捕まえては砕いてその身を餌にまた新たなザリガニや、水生昆虫を獲らまえる残虐猟法をしておりました。
だいぶ遊んで辺りも暗くなった頃、夕餉の時間も近付いてきたので一人また一人と家に帰って行きました。私と2人が残っていたのですが、そろそろ一緒に帰ろうと話をまとめて用水の作を乗り越えて十三塚の地蔵近くに止めた自転車に戻った時でした。
自転車の鍵を外して何気なく目線を上げた時に十三塚のお地蔵さんと目が合いました。
そう、目線が合ったんです。
別になんて事はない。
ただそれだけ。
でもすごく怖かった。
他の奴より先に自転車を漕いでその場を離れました。
置いてかれた奴らが、「待てってェ~!」とか言いながら追いかけてきましたがとにかくその場から早く離れたかったのを覚えています。
皆さんは「お地蔵さん」と言われてどんなお地蔵さんを想像しますか?
まあ、一般的にはこんな感じの可愛らしいお地蔵さんを想像する方がほとんどだと思います。
でもね、そのお地蔵さんは違うんですよ。
とても古くて顔形がかろうじて地蔵の面影を留めている状態、しかも可愛らしい顔ではなくてとても恐ろしいお顔なの。
この件があってしばらくは暗くなるまで遊ぶ事はしなかったしこのお地蔵さんに視線を向けないようにしていたんだけどね。
何回も遊びに行ってるうちにまた慣れてきてある時にその地蔵さんのお顔をまた見ちゃったわけですわ。
そしたらね、
目が無いの。
と言うかそのお地蔵さん、顔の造形を持ってないの。
うっすらと凹凸があって目鼻があったんだろうなって面影は分かるんだけど、あの日私が見た目なんてそのお地蔵さんには無かったのよ。
全身に鳥肌が立って薄ら寒くなったものの、他の友達に促されて暗くなる手前までは遊びましたわ。
でも、さすがに最後まで残って遊ぶなんて勇気は出なかったな・・・。
話はそれだけ。
特に何かされた訳でもないんだけど、とても不思議なお話じゃないですか?
久々の話であんまり怖くなくてごめん。