徹夜明けの爽やかな朝に | 横からはみだしてますZ

徹夜明けの爽やかな朝に

どうも。

私です。
横はみ

今日は作業部屋の模様替えで徹夜明けの私が怖いお話をお届けしたいと思います。

行きますよ・・・・

先だって夜中にちょっとした買い物に行かなければならなくなりましてね。

夜中も夜中。

午前1時30分頃。

天候は霧雨。

寒さはそれほどでもありませんでした。

いつもは車で買いに行くのですが、その日はなぜだか歩いて行く事にしたんです。

お店はこの間腐乱死体が出た某量販店。

距離的にはさほど遠くないのですよ。

直線距離で1キロ無いです。

トボトボと歩きながら店まで着くと目的の物をゲットし帰路につきました。

行きと同じ道を帰る。

住宅の建ち並ぶ路地を歩いていると、ふと一軒の家の窓に目が行くんですよ。

ヤバい。

見るとは無しで目線が意識しない方向に向く時って大概おかしなモノばかり見ちゃうんだよね。

そう思った時には既に一つの窓に視線が張り付いちゃってたのよ。

なんの変哲も無いただの磨りガラス窓です。

木の枠の古めかしい奴。

昔の石坂浩二の金田一映画に出てくるような窓。

その家自体、人が住んでいるのかどうか分からない様なくたびれた有様なのね。

そのガラス戸の向こうに何か動いてるの。

猫の類ではない。

デカイし人の形をしていると思われます。

それが何だかユラユラと動いている。

良く考えれば直ぐに立ち去れば良いものをそんな時はそういう考えに切り替わらないのね。

気になるって言うか。

で、ジッと立ち止まって見ていると窓枠のすぐ向こうにそいつが立つんですよ。

まるで下から朧げな青いライトを当てたみたいな感じで、着ている服の感じも分かります。

白いシャツに頭の感じから男性だと想像できます。

おかしいよね?

私が立っている位置は街灯も無い道の真ん中。

人影が立つ磨りガラスは多分向こうからもこちらが見にくいはず。

それなのに窓の向こうに立ってジッとこちらを見てるって。

気になるなら窓開けるよね?

たとえわずかでも開けて確認するよね?

そんなお見合いがしばらく続いて私もどうしようか考えているとバイクのおじさんが通りを曲がってこちらに走ってきます。

バイクの音で目線を離せたんですね。

再び窓を見た時には既に人影は無し。

これ幸いとその場を走って遠退きました。

ヤバいと思ってた所だったんですよ。

だって、窓の間近かでも磨りガラスじゃ絶対に向こう側って見えないじゃないですか。

なのにアイツ、身体が触れそうなくらい間近まで窓に近付いて来るんですよ。

逆に磨りガラスって近付いてくと反対側からはボンヤリくっついてる奴が見えるでしょ?

だからアイツの顔がちょっと見えたのよ。

ニヤけてるの。

アイツとにかくニヤけてるのよ。

そんな時に横を通り過ぎる原付きバイクの高いエンジン音で意識がアイツから反れたんです。

そのあと下腹に力を入れて逃げ帰った事は言うまでもありません。

翌日家族にあの家の事を聴くと、住んでいるには住んでいるのだがおじいさんの一人暮らしだと言う事です。

じゃあアレは?

介護士さん?

親類?

子供?

孫?

店長は誰だと思います?

にっひっひっひ・・・