増客経営で売上げを伸ばそうとしない
客数増やして稼働密度と稼働時間を増やすと、売上げが増えて利益も多くなる? その考えはどこから来るか。
会社を大きくすることが立派な経営者であって、その数の多さ大きさが経営者の尺度になっているような、何だか事業経営の使命と存在価値とではなく、単に会社の形の方の考えでしかないのではないだろうか。
売上げを増やそうとするなら、お客さんの数を増やせばいいとなるのは、事業経営の並な考えです。
事業経営を並みな考えでしていたとしたなら、ブランディングなんてお呼びじゃなく、ましてや経営理念なんて飾りもので結構。会社ならではの特徴なんて要らない。
サービス質を濃くする、手間と労力と神経使いと費用をかけるのは勿体ないから、うわべ的に感じ良くしておけば売上げは増えると、客数追いの経営は考える。
●客数を増やして売上げが増えても
豊かな利益高にはならない
客数が増えれば、お客さんに対応する手間と時間と人手と、有形無形の神経づかいと経費が増えます。さらに仕事にかかる設備や施設等の経費が増えるとともに、消耗する度合も増したうえに、サービス質の低下の影響もあります。
それでも客数を増やしたいから、客集めの方に力を入れている訳だが、周りの人に思われるのは「そんなに客が足らないの?」「そんなに客離れしているの?」「割引したりして集めないと来ないの?」と、良くないイメージを拡散しているだけ。