こんにちは。
今日までの「働く」に、
少しのワクワクを！
キャリアモチベーターの
真哉（しんさい）です。
「いらっしゃいませ・・・」
昨日の話なのですが、待ち合わせまで
時間があったので、とあるファースト
フードで時間を潰そうと立ち寄りました。
レジにいたのは、胸に『研修中』という
ネームプレートをつけた若い男の子。
まだレジの操作にも不慣れなのか、
表情も硬く声も小さめ。
もともと飲食チェーンでの店長経験が
長いこともあり、接客やクリンリネス
など細かな点が気になる性格な私は、
本を読みながら、その様子を少し
見守っていました。
お客さんが来店されない間は、
テイクアウトの箱折りなんかをして
いるのですが、他のスタッフからの
指示にも反応が薄く、そもそも表情
からしてつまらなそう。
そこでふと疑問に思ったのが、
どうしてここで働こうと思ったのだろう？
ということ。
いろいろ面接に行ってみたけれど、
どこでも採用にならなかったのか？
働いてみたら思っていた仕事内容
と違っていたのか？
致し方なく働いているのか？
理由はいろいろと考えられますが、
とにかく働いていて楽しそうでは
ないなというのが伝わってきます。
どうして、その新人さんはそんな
態度になっているのでしょうか？
先輩スタッフの方は、たくさん指導を
しています。
「入口を見ながら作業してね」
「もっと大きな声出してね」
「頑張っている姿を見せてね」
育てたい気持ちは見ていて伝わって
くるのですが、それで育つかどうかは
別問題です。
どうしてできないんだろう？
と、その本人の理由にフォーカスする
必要があるのです。
もうひとつ、私は教育をするときに
大切にしていることがあります。
それは、
それをなんのためにするのか？
という理由をつけて教えることです。
教える目的としては、その作業ができる
ようになることではなく、それらひとつ
ひとつの動作や作業を通して、得たい
目的があるハズなのです。
飲食店で言えば、
お客様においしい食事と快適な空間
を提供することで満足してもらう
などの目的があり、そのために、
来店時にすぐに挨拶ができるよう
入口を見ながら作業をしたり、
笑顔で元気よく接客をしたりする
必要があるのです。
ここの部分が理解できていないと、
結局は大きな声を出したところで
気持ちは伝わらないですし、入口を
見ながら作業をしていても意味を
なさなくなってしまうのです。
つまり、大切なのは、
お客様においしい食事と快適な空間
を提供することで満足してもらう
ここの部分に対し、いかにやりがいや
意識を持って取り組めるようにして
いけるかなのです。
そして、それが教育する人の腕の
見せ所でもあるのです。
あなたは仕事を教える際にちゃんと
意味を伝えているでしょうか？
仕事を教わる立場の人は、それが
なんのためにやることなのかを理解
しているでしょうか？
新人さんや後輩というのは、店長や
教育担当者、先輩スタッフの背中や
言動を見て育っていくものです。
そして、思った以上にその動作や
言動というものは見られています。
もちろん、当人のやる気の問題もある
かもしれませんが、採用した人にも
採用した責任があります。
あなたなら、さっきの新人さんに
どんな声を掛けますか？
今日も最後までお付き合いいただき、
ありがとうございましたm(_ _)m
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