山寺駅前から立石寺を見る
平成25年10月15日、山寺へ。
芭蕉の 閑かさや岩にしみいる蝉の声
という句が誕生した山寺へ行った。
今年の冬の旅番組では、山寺がしばしば登場したので、山寺へ行ったことを思い出した。というか、正確には立ち寄ったのだ。
昨年、山形の朝日岳に登ったとき、その帰りに山寺まで足を延ばした。
芭蕉も平泉から鶴岡へ向かう際に、どうやら立ち寄ったみたいで、そこらの足取りを確認するために「奥の細道」を購入したが、それは今読んでいるところ。間違いない。
山寺は山形市から東へ車で約20分ほど行ったところにあり、仙山線の山寺駅が丁度立石寺の前にある。山寺というのは立石寺の通称で、ここにはたくさんのお寺があるようだった。
五大堂からの眺めが有名であり、その他奥の院や釈迦堂も人気の風景となっている。
憧れの地に行くには行ったのだが、大朝日岳から下山した直後であり、ここから1000段以上の石段を登らないと五大堂にたどり着かないので、参拝は次回にした。しかし、いつ次にくるのだろう?初めてここに来るのに50年以上かかったというのに。
そもそも、山形では昼食に山形牛を食べることを楽しみにして登山をしてきたというのに、一緒に行った友人が下山中、そばを食べたいなどと言い始めた。頭の中は山形牛しかない。
そこで、休憩しているときにたまたま一緒になった登山者にも何が美味しいか聞いてみたら、「当然、ここまで来て山形牛を食べるのが当たり前!」という多くの答えで、一件落着。
まずは下山後温泉に入り疲れを落として山形市に向かおうとしたのだが、走り出すとすぐにそばやさんがあり、お腹が減っていたのでまずそばを食べて、次に肉を食べようなどという誘いにまんまと乗ってしまい、肉を食べる前に山寺にたどり着いてしまったのだった。そんなわけで、山寺参拝は延期に意義なく、山形牛を探しに行ったのだった。
寄り道の時間が結構かかっており、このままでは宿泊予定の裏磐梯高原ホテルの夕食に遅れてしまうぞ、などと心配になり、結局山形牛は口に入らず。途中、米沢で米沢牛をお土産に購入して、裏磐梯へ入った。
ここは立ち寄りではなく、主目的として行くべき場所だったのだ。
JR仙石線山寺駅
立石寺五大堂・開山堂と釈迦堂
JR山寺駅の周辺地図
立石寺本坊方向
こんにゃく団子が駅前にあった。名物なのだろう
立石寺をバックに、山寺駅にて
立石寺案内(クリックで拡大可)