
挨拶をするヴュツブルグ市シーボルト協会のラングナー夫妻
平成24年10月28日(日)午後から、宇和文化会館でおイネ賞表彰式と「自分らしく生きる、自分らしく働く」と題した香山リカ氏講演会があった。
おイネ賞には全国で働く女医、または、女医をめざす学生などから総数65点の論文・作文の応募があり、奨励賞に長崎大学病院医師 伊東昌子さん、特別賞に旭川医科大学医師 間宮敬子さん、同じく滋賀医科大学医学科4年生の渡邊真理さんが選ばれた。
ラングナーさんの挨拶では、シーボルトについて日本では西予市などがおイネさんの顕彰などを通じて非常に有名となり忘れられない存在となっているが、ドイツでは時間の経過と共に人々の心から遠ざかっているので、今後の活動を通じてシーボルトの功績を伝承していきたいというスピーチがあった。
香山リカさんの講演では、3人の42歳の患者の例を取り上げ、それぞれ自分の置かれている立場について劣等感を持っているが、実はそれは見方を変えれば理想的な生き方だったのだ、という話をされた。
これらによって受賞された方々が、おイネさんについて深く理解をされ、できれば西予市の医療問題を救って欲しいのだが、と思った。

表彰式全景

在大阪・神戸オランダ総領事ローデリック・ウォルスさんと上甲副知事

審査員、受賞者の皆さん

奨励賞の伊東さんの謝辞

特別賞の間宮さん

特別賞の渡邊さん

講演をされた香山リカさん