デューイに学んだ進歩主義教育の理論的指導者キルパトリックが考案した経験主義教育理論を具体化した問題解決学習の方法である。具体的には作業を通して、学習者自身が問題解決過程をたどり、その中に学びが生成するというものである。この方法では学習の最初に目的を設定し、実行計画を立てて実践、最後に評価をするという4つの過程を経験する4段階(目的、計画、遂行、判断、評価)教授段階が展開される。教師は、適切なテーマや問題の設定がなされているかを判断し、計画や活動に必要な条件を整え、学習者の相談に応ずるなどの支援を行う。企画、計画、実行することにより、課題の遂行能力や知識、理解、技術などの能力の獲得を目指す学習を「社会的環境の中で展開される全精神を打ち込んだ目的ある活動」(プロジェクト)として組織し、これを4段階の手続きで実施し、その過程で無意識的付随的に人格形成が図られるというもの。この方法は、教科に区分された学習ではなく、学習者の生活経験を基盤とした学習方法であり、カリキュラムの相関や統合が図られるところに特徴がある。 学習者は生活の中から課題を見出し、自主的にこれを解決することで学習するが、こうした方法こそが豊かな成果をもたらすと主張した。ソ連のグース・プログラム等、日本も含め世界的な影響力を持った。