サイクルショップカンザキ阪急千里山店です。
MERIDAのロードバイク、スクルトゥーラとリアクトが入荷したので紹介します。
どちらもミドルグレードのコストパフォーマンスに優れた機械式105完成車になります。
リアクトは再入荷になりますが、スクルトゥーラのミドルグレードは現行型になってはじめての入荷になります。
以前REACTOは紹介しているので今日はSCULTURAメインです。
確か2021年の夏ごろに新型スクルトゥーラが発表になったと記憶していますが、それがやっと入荷してきたことになります。
当時あまりの長納期に「納期おっそ！」と思いました。
もう2023年の3月なのか・・時が経つのは早いな。
新型SCULTURA。
CF5グレードの方になりますが、新城幸也選手が駆り、日本選手権を制しています。
サイクルスポーツの記事になりますが、非常におもしろいのでよかったらどうぞ。
他には2022年のミラノサンレモにおいてモホリッチ（所謂スーパータックポジションをはじめた人）がドロッパーシートポストをつけたSCULTURAでダウンヒルアタックして勝利したことも印象的です。
モホリッチのバイクはどうやってつけたのか分かりませんが、ローター径が180ｍｍだったりとこだわりを感じます。（フラットマウント規格は160ｍｍまでの対応となり、180ｍｍはつかないハズ）
MERIDA(メリダ) SCULTURA 4000 105完成車[2022]
46cm(適正身長：165～175ｃｍ）
ES92：GUNMETAL GREY(TEAL)
定価：374,000円(税込) → お問い合わせ下さい！
こちらが実車です。
CF3グレード、ミドルグレードのフレームを11速の105で組んだ完成車です。
あまりMERIDAでは見かけないカラーリング。
ワイヤー類はFSAのACRシステムで内装します。
ワイヤー類がステムの下を通り、ヘッドに内装されていきます。
ステムは専用品になりますが、ハンドルは好みの物を使えます。
ドロッパーがつく＝丸シートポストです。
完成車にはカーボンシートポストが付属します。
サドルの後ろに工具入れがついていて、車体に工具が付属します。
ナイスアイデア！
コンポはクランクのみFC-RS510。他は105で統一されています。
写真の撮影を忘れましたが、46サイズにはショートリーチのST-R7025が付いてきます。ちょっとニッチですが、手が小さい人には握りやすいSTIレバーです。
ホイールはそこまでよいものではありませんが、MERIDAの完成車の伝統「ペアスポークのホイールが付属」を継承しています。
ティールブルーの色味があざやかです。
CF5とCF3どっちがおすすめ？
以前試乗会をやった際にハイエンドのCF5のフレームとCF3のフレームを乗り比べたことがあります。
CF5グレードのフレーム、CF3グレードのフレーム両方共通して言えることは「エアロなオールラウンダーで弱点が無い」と言うことです。
クライミングバイクというよりはオールラウンダー。
登坂、平坦、快適性。バランスが取れていて性能を両立しています。
CF5グレードはヘッド周りの剛性感が秀逸です。
走り出して思わず声が漏れました。
9000グレードの完成車に付属する一体型コックピットの剛性が高いのか、ヘッドチューブの剛性が高いのか、どちらなのかは分かりませんが良いです。
CF3グレードに比べるとフレーム全体として剛性を高めてある印象でした。
とはいえ、猛烈に硬いというほどではありません。ある程度のしなりを感じます。
軽快でグングン前に進む印象。
フレームのおいしいところを引き出そうとするとCF3グレードに比べてある程度地脚は要求されますが、日ごろからトレーニングを積んでいるライダーならCF３グレードより速く走れるはずです。
CF3グレードもなかなか完成度が高いです。
価格が3倍も違うので当たり前ですが、CF5グレードの完成車に比べると4000グレードの完成車は車体の重量がかさみます。
ですが、思いのほか軽快な漕ぎ出し。
例の2000ｇほどはあるであろう下駄ホイールなのにです。
CF5同様エアロなオールラウンダーで欠点らしい欠点がありません。
CF5に比べてBB周りの剛性を落としてあるのか「ふわっ」としていて足当たりが良いです。それでいて多少CF5には劣るものの、推進力がありグングン進みます。
トルクをかけても回してもそちらでも進んでくれ、足当たりが良いのでロングライドのお供としても優秀です。なんでもできる優等生。
MERIDAには別にSCULTURA ENDURANCEというモデルがありますが、タイヤクリアランスを諦められるのであればSCULTURAで事足りるんじゃないかと思います。
足回りを軽量化してやればさらに性能を引き出せます。
カスタムベースとしてもおすすめ。
個人的にはCF3グレードの方が好みでした。足当たりが良い！
競技者、日ごろからトレーニングを積んでいる方にはCF5グレードをおすすめします。
一点注意点があります。
新型になってSCULTURAはフレームサイズに対してのサイズ感が大きくなりました。
店頭在庫の46サイズでざっくり170ｃｍ前後の方向けサイズです。
最小の44サイズで165ｃｍ前後でしょうか。
旧型にあった超スモールサイズの展開はございませんのでご注意ください。
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