前回はこちらから
勝尾寺7:42のおっちゃんと話して、受付をして荷物を中に持って入ったら最東端まで走りに行く気持ちも消え失せ、店先のにゃんこと遊んでひまつぶし。
最近生まれたばかりらしい。
そんなとこ走り回ってると油がついちゃうよー
子猫同士でじゃれあってたり、人間にかまってもらいに来たり。
ときどき母猫が叱りにくるのがまた良い。
猫と遊んでいたらキャノンデールのCAAD3をカンパのポテンザで組んだバイクにアピデュラのバッグ類のバイクパッキングスタイルの人がやってきた。しかもTTバーもついてる。
これはちょっと気になる。
メイドインアメリカ時代(CAAD9まで)の美しい溶接痕。
古くてもキャノンデールのアルミバイクだ。
話を聞いてみると、立命館のランドナー系サークルのOBらしい。
シルクロードを横断したこともあるとのこと。
50年くらい前のキャンピング車とCAAD3の2台持ちで5連休を取って北海道に遠征してきたらしい。
バイクパッキングで5日くらいで600kmキャンツ―する良さを力説され、やってみようかなと思った。
バイクパッキングなら一日120kmくらい普通に走れそう。
ここの名物の花咲ガニを釧路の銀鱗荘で教わった通りの捌き方で圧倒的なスピードで食べる。
なるほど、逐一ハサミを入れろと言っていたのは結局そっちの方が早いからなんだな。
割と意気投合したのでその立命のOBの方と銭湯へ行って、ツーリング車におけるシートステーの剛性の重要性についてのアツい議論を交わした。
会話の内容がオタクすぎるけど、たのしい。
その方は広島の方だったので「オダックス広島で会おう」と約束して翌朝別れを告げた。ライハはこういう出会いがあるから楽しい。
軽率に約束しちゃったけど、ブルべ再開することになっちゃったよ。
その方から尾岱沼のキャンプ場を教えてもらったので今日の目的地はそこ。
120kmくらい。
納沙布岬へ行ってからUターン。
根室市街から納沙布岬までは何もない道東らしい景色。
地平線まで何もない。
途中で最東端の店を見つけて入店。
ここのオリジナルガラナをいただく。
オリジナルってすごい!と思って買ったけど、味の違いはイマイチ分からない。普通のガラナ。
このへんは歯舞というらしい。
北方領土の歯舞群島ってこのへんの地名からきてるのか。
メカニックのKとキャンプ場で会ったピンクのおねえさんが推していた鈴木食堂の生さんま丼を頂く。
これを目標として走ってきたところもあるからちょっと感動。
最東端とうちゃこ。
もちろんこれもゲット。
近くの北方領土の記念館的な施設でお勉強していたらもう11時半。
急がないとヤバい。
今日はなぜか足が軽い。
もう600km走ってるのにサラ足のよう。
踏み過ぎなんじゃ・・・ってくらいの速度でバイクが進む。
昨日までの苦労が報われたようなすがすがしい気持ち。
でも踏み過ぎないように気を付けて走る。
パワーメーターがあればこういうとき便利なのにな。
尾岱沼(おだいとう)は根付半島のあたりにあって不思議な景色。
海に囲まれた陸地。
ここも観光地らしい。遠回りだけど明日行ってみよう。
道の駅でソフトを食べてもうひとがんばり。
尾岱沼の夕日がめっちゃきれいと聞いていたので間に合ってよかった。
確かにいい景色。ここも蚊が多いけど、設備もいい。
荷物を降ろしているとキャリアの上にくくっていたサンダルが片一方ない。
写真を見返してみると納沙布岬の時点で奥側のふくらみが手前に比べてしぼんでいるように見える。
せっかくツーリング用におろしたのに。最悪。
指先が擦れないように保護してやれば自転車も漕げます。100kmくらいなら余裕。
薄くてダイレクト感があり、サンダルの割にはソールが固いです。
雨の日用とキャンプ場用で気に入っていたのに。
この日はシャワーを浴びてふて寝。
続きは次回。