サイクルショップカンザキ阪急千里山店です。

今日は先日アウトレット品として入荷いたしましたフォンドリエストのTF2を紹介いたします。

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2010年モデルと10年も前のモデルにもかかわらず発掘されました。

 

もともとフォンドリエストの代理店だったところ(現在は代理店が変更になった)から仕入れることに成功しました。

 

塗装に不良があったり、気泡があったり、シールの痕があったりとアウトレットな部分がたくさんありますが、当時の高級フレームの雰囲気を今に伝える資料として価値があるのではないでしょうか?

 

それでは車体を解説していきます。

入荷しましたのはホワイト×ブラック×レッドとブラック×ゴールドの2色になります。

どちらもアウトレット品で販売価格は59,800円税込になります。

 

5月4日追記

ブラック×ゴールドは完売致しました!

そもそもTF2ってどんなフレーム?

TF2はフォンドリエストのセカンドグレードのフレームです。

当時のカタログの紹介文がコチラ

 

最新技術を先駆けて注ぎ込まれた製品とのことです。

設計や製法がハイエンドのTF1に比べて新しく、新生(当時)フォンドリエストを体現した意欲作です。

 

新しいと言える点としてはフレームの製法です。

TF1はBONDEDCARBON製法と言ってカーボンのパイプを金属製のエンドで留めた製法で作られているのですが、TF2はメジャーなモノコック製法です。

(TF1のエンド部)

BONDEDCARBON製法はカーボンフレームが自転車の素材として使われ始めた黎明期に開発というか使われることが多かった(と思われる、他に似た製法としてはラグ等がある)製法でモノコックの方が軽量にフレームが作れることから廃れてしまいました。

しかし、メーカーHPを見るとフォンドリエストは現在でもイタリアでボンデッドカーボンのフレームを作り続けているようです。貴重なイタリア製カーボンフレームです。

 

 

何しろ古いフレームですので情報が少ないですが、当時の記事を発見しましたので貼っておきます。

 

当時のサイクルモードを紹介した記事で少し触れられていたので貼っておきます。

シクロワイヤード様の紹介記事はコチラ

 

NIPPOの育成チーム「チームユーラシア」でTF2が供給されていたことを紹介する記事を発見しましたので貼っておきます。

シクロワイヤード様のユーラシア紹介記事はコチラ

記事内でボリュームのあるフレームは耐久性に優れ、ベルギーなどの荒れた路面でもショックを吸収し、バランスの取れたフレーム

と紹介されています。

 

選手に供給されるグレードの製品ですので高剛性でレーシーな乗り味が予想されます。

 

 

特徴とウリ

フォンドリエストはマイナーですが、イタリアメーカー。

デザインには力が入っています。

 

シートステーの造形は時代を感じますが、フレームのデザインとしては古さを感じないデザインだと思います。

 

完全に余談ですが、古さを感じさせない点としてはメーカーロゴがダウンチューブに書かれおらずトップチューブに小さめに書かれている点だと個人的には思います。

 

最近ではTIMEやキャノンデールなどがこのようなデザインを採用してきていますが、なにしろ2010年モデルですのでやっと時代が追い付いたという感じでしょうか?

 

あとは「FONDRIEST」というロゴのフォントが現代的なのもあると思います。

ロゴからして「あ、このモデルは古いものだな」と分かってしまうメーカーが多いのですが、フォンドリエストは現在もこのロゴからほとんど変わっていないように見えます。

 

それだけデザインが完成されていたということですね。

 

ちなみにダウンチューブには謎のサインが書かれています。

今となっては情報がなく詳細は不明ですが、創設者のマウリツィオ・フォンドリエストのサインと推測します。

 

違ったらすみません・・

 

もう一つは特徴的なフォークの形状です。

一見逆についているようにも見えますがこれで正常です。

リバースフロントフォークという名前で、この時代のフォンドリエストのフレームにはこの形状のものが採用されていました。

 

 

それでは各種規格等を紹介します。

フレームセットにはシートポストも付属します。

専用設計の涙型のシートポストです。

重量は223g(未カット)です。

BBの規格は68㎜ JIS。

ねじ切りで整備性がいいです。

 

(ピントが怪しいですが)シフトワイヤーは外装で、リアのブレーキワイヤーはトップチューブ内を通ります。

Di2等の電動コンポには非対応で機械式コンポ用です。

FDはバンド式で34.9ミリ径になります。

重量はシートポスト込みで1870g

シートポストは223gなのでフレームセットだけだと1647g(コラム未カット)です。

 

現代の基準で見ても重い方ではありません。

Lサイズでこれなので割と健闘していると思います。

 

 

ジオメトリ表も貼っておきます。

ジオメトリ表は誤植があり、本来TF3を表示しなければならないところに誤ってTF2のものを表記しているそうでTF3の欄を載せていますがこれで合っています。

 

トップチューブホリゾンタル換算で563㎜なので適応身長としては180~190cmになると思います。

 

 

アウトレット品の為塗装不良や気泡などがございます。

出来る限り紹介します。

まずはホワイトのほうから

フロント、リアともにエンド部に黄ばみがございます。

写真で見ると目立ちませんが、実物を見ると遠目から見る分には気が付きませんが、意外と目立ちます。

 

ダウンチューブに塗装のカケがございます。

シートチューブのデカールにカスレがあります。

トップキャップに気泡と傷がございます。

 

ホワイトに関してはこのような感じです。

 

それではブラックのほうも紹介します。

ブラックに関してはカラーの関係上気泡が目立ちます。

このような気泡がいたるところにあります。

隅々まで探せばだいたい10か所くらいはあると思います。

あとはシートクランプ部に塗装ハゲがあります。

 

だいたいこんな感じです。

2本とも製造されてからの年月に起因する点が多いです。

TF2に乗ろうと思うとまず中古になると思いますが、やはり新品なのでそれらより状態はいいと思います。

 

700×25C履けるのか問題について

タイヤのクリアランスに余裕がないので23C推奨とHPに書きましたが、一応25Cが履けるのかについて検証しましたので報告します。
使用した機材
 
ホイール フルクラム レーシング3(旧型) ナローリム(15C)
 
タイヤ
コンチネンタル グランプリ4000SⅡ25C 
コンチネンタル グランプリ4000SⅡ23C
 
レーシング3は現在のワイドリムになるひとつ前の白いデカールのもの(ナローリム末期)を使用しました。
 
 
 
まずはフロントから検証します。
フロントは25Cを履かせてこんな感じになりました。
左に見えるペンは大きさ比較用の0.5㎜芯のシャーペンです。

 

結果は「ギリ履ける」という結果になりました。

 

問題はリア

リアはフロントに比べさらにシビアです。

ギリ履けていますが、ホイールに大きめの縦フレあった場合やトルクがかかったときに接触する可能性は十分にあります。

ちなみにシートチューブ側は余裕があります。

23Cも履かせてみました。

23Cでも余裕は少なめですが先ほどよりは隙間が増えます。

 

履ける履けないどちらにせよ設計年代的に25Cを履くことは想定していないはずなので25Cを履くことは推奨いたしません。

25Cを履く場合は自己責任でお願いします。

 

 

 

と長くなりましたが、カーボンフレーム黎明期のハイグレードフレームの雰囲気を今に伝える貴重なフレームです。

10年前のフレームなのである程度割り切って使わなければならない部分もありますが、59,800円税込ならかなり魅力的だと思います。

 

是非どうぞ!

サイクルショップカンザキ阪急千里山店でした。

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