お久しぶりのまったり解説シリーズ!
今回はフォーカスのイザルコレースをご紹介いたします。
イザルコレースはフレームがアルミのイザルコレース6.〇とカーボンフレームのイザルコレース9.〇
(〇はコンポや仕様などによって数字が変わる)
6番台のイザルコレースがアルミ、9番台がカーボンとなっています。
当店はイザルコレースシリーズの在庫が豊富にあるので、あまりスポットライトが当たりにくい車種ですが今回取り上げてみようと思います。
まずはモデルとしての立ち位置から紹介します。
FOCUSにはヒルクライム系オールラウンダーのフラッグシップモデルIZALCOMAXがあり、IZALCORACEはその下に属するモデルになります。
たしか2016年モデルくらいまでCAYOという伝統のモデルがIZALCORACEの立ち位置を担っていましたが、そのCAYOがモデルチェンジする際にIZALCORACEという名前に変わりました。
ついでに言うならイザルコレースの6番代はCAYOAL、IZALCORACEALというモデルでしたが呼び方が変わり紛らわしくなりました。
CAYOはロングライドモデル、言うなればエンデュランスレーサーのような位置づけのモデルでした。良くできているバイクで名機といっても過言ではありません。
IZALCORACEもそのコンセプトを引き継いでいてロングライドにも向いているモデルながら戦闘力もしっかりとありレースでも活躍できるモデルに仕上がっています。
記事が古いですがCAYOのインプレ記事を見つけましたので貼っておきます。
https://www.cyclowired.jp/news/node/49220
「戦闘力が高い」というのは憶測ではなく実戦で使用されたことからも明らかです。
他の選手がIZALCOMAXに乗る中、Jプロツアーを走る「マトリックスパワータグ」の佐野淳哉選手(現在はレバンテフジ静岡に移籍)がCAYO並びにIZALCORACE(カーボンフレームの方)で走っていらっしゃいました。
現在はMERIDAのバイクに乗り換えられてしまいましたが、移籍されたのはここ最近の話なのでついこの間までIZALCORACEでレース活動を続けていらっしゃいました。
GCNJAPANでバイク紹介をしている動画を見つけましたので貼っておきます。
https://www.youtube.com/watch?v=-ZlkP2Ct95s
こないだの堺浜クリテリウム第4戦で動画の緑のIZALCORACEをマトリックスの選手が使っているのを見ました。
ひょっとしたら移籍前の佐野選手だったのかもしれません。
5月5日追記
時期から考えて第4戦時点で佐野選手は移籍されています。
しかし、第5戦の会場でも緑のイザルコレースをマトリックスの選手が使ってらっしゃるのを見かけたので誰かが乗り継いで使っていらっしゃるのかもしれません。
ウィキペディアを参照すると時期的に2017年のツールド沖縄や2018年の日本選手権はCAYOかIZALCORACEで走っている事になります。
そこで佐野選手は優勝と準優勝という好成績を収められています。
超絶すごいですね。
佐野選手は過去のインタビューなどでIZALCOMAXではなくあえてCAYOやIZALCORACEを使用する理由について「走っていてリズムが合うから、BB周りの剛性がIZALCOMAX(旧型)より高いから」と答えていらっしゃいます。
旧型のイザルコマックスは超軽量なヒルクライムバイクなため部分的な剛性のみならIZALCORACEの方が勝っている部分もあるという事なのでしょう。
場合によってはハイエンドモデルよりもIZALCORACEを選ぶ選手がいて、それで実際に成績を残している。
IZALCORACEがただのエンデュランスモデルではなく十分な戦闘力を備えている事がお分かり頂けたと思います。
さて戦闘力について語ったところでIZALCORACEシリーズの紹介に移りたいと思います。
IZALCORACE6番代と9番代は同じジオメトリを使用しています。
サイズ48が大体適正身長155cmくらい~163センチくらいまで
サイズ51が身長165cmくらいから175cmくらいまで
サイズ54が身長170センチ代中盤位から180センチ代前半くらいまで
サイズ57が180センチ代前半から190cm代前半くらいまでのサイズ感になります。
大体なので適正身長ぎりぎりの方は実際にまたがってみてサイズを確認しましょう。
特徴としてはエンデュランスモデルの割にはレーシーなジオメトリになっている事とです。
ここまでサイズによって性格が変わるバイクも珍しいです。
乗り味は?
乗り味はCAYOのインプレでも述べられていますが、突出した性能はカーボンフレームの9番代、アルミフレームの6番代もありません。
超軽量なわけでもありませんし、ものすごく反応性に優れているわけではありません。
しかし、コレといって苦手な部分があるわけではなく、エンデュランスモデルは柔らかく力をかけると力が逃げる印象があると言われることもありますが少なくとも9の方は佐野選手がわざわざ使っていることからも分かる通り、プロ選手が踏んでもレースで使えるくらいの剛性は持ち合わせています。
エンデュランスレーサーといわれる車種は沢山ありますが、少なくとも当店の中ではエンデュランスモデルの中ではピカイチの戦闘力を誇るのでロングライドメインだけどレースもたまーに出るという方にお勧めです。
6番代のアルミの方はどうかというと、105完成車でカタログスペック1922gのホイールセットを履いて8.95kgと価格帯の中ではそこまで軽量なほうではありませんが重いわけでもありません。
フォークは上位の9番代のイザルコレースのものと同じコラムまでカーボンのフルカーボンフォークを装備するので価格相応の装備でコストパフォーマンスは悪くありません。
サイズ51以上はレーシーなジオメトリをしているため多少パーツを交換してやればレースに対応できる戦闘力は持ち合わせています。
しかし、アメリカメーカーなどの超軽量でレースに使う事を想定して作られたアルミバイクに比べると重さから戦闘力は一歩劣ると思われます。
軽量アルミはフレームがとても薄く作られているので軽く仕上がっています。
それらに比べて重量が重いイザルコレースは逆に耐久性に優れているとも言え、それらよりは扱いやすく、長く乗ることが出来ます。
この部分は一長一短とも言えますが、IZALCORACEにしかないと言える部分はデザインと希少性です。
このイザルコレースの6番代、街や人気の走行スポット、イベント会場などでほとんど見かけません。
かたやアメリカメーカーのアルミモデルはどうでしょう。
めちゃくちゃ被ります。
もう一度言います。 めちゃくちゃ被ります。
FOCUSを取り扱っているショップがそもそも少ないのもあってIZALCORAE6番代はかなりレアなバイクです。
しかもデザインはめちゃくちゃカッコイイ!
一目見てデザインを気に入って買っていかれるお客様もいらっしゃるくらいです。
こちらはR7000系105完成車のイザルコレース6.9です。
サイズは一番小さい48。
うん、カッコイイ。
このメーカーロゴがはっきりとは見えないところがいいんですよ~
別角度から
要所要所に虹色の差し色が入っていて地味すぎず主張しすぎずのところがいいんですよ!
フォークの角ばったフォルムもかっこいいですねー
上から見るとこんな感じ
割と遊び心があります。
遠くから見ると地味に見えなくもないですが近くによると遊び心がある。そんなデザインです。
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