「巷説百物語」 京極夏彦 角川文庫
『怪異譚を蒐集するため諸国を巡る戯作者志望の青年・山岡百介は、
雨宿りに寄った越後の山小屋で不思議な者たちと出会う。
御行姿の男、垢抜けた女、初老の商人、
そして、なにやら顔色の悪い僧―。
長雨の一夜を、江戸で流行りの百物語で明かすことになったのだが・・・。
闇に葬られる事件の解決を金で請け負う御行一味。
その裏世界に、百介は足を踏み入れてゆく。
小豆洗い、舞首、柳女―彼らが操るあやかしの姿は、
人間の深き業への裁きか、弔いか―。
世の理と、人の情けがやるせない、物語の奇術師が放つ、
妖怪時代小説、シリーズ第一弾!』
京極夏彦さんの作品は厚さがあり値段も高いので
敬遠していましたが、古本屋で100円だったので読む気になりました、
読んでみて京極さんの本が人気があるのが分かりました、
見事な仕掛けで面白かったです。