「ABC殺人事件」 アガサ・クリスティ 創元推理文庫
『名探偵エルキュール・ポアロの許に、
ABCと名乗る奇妙な犯人から予告する挑戦状が届けられる。
やがてその予告どおり、頭文字にAのつく人物がAのつく場所で、
つづいてBのつく人物がBのつく場所で殺害される。
いずれの場合にも、被害者の傍らには「ABC鉄道案内」が置いてあった!
はたして犯人の目的は何なのか?
そして、その正体は!?
クリスティ中期の代表作。』
古さを感じずに面白く読みましたが、
ポアロの最後のセリフで
「あなたの犯罪は、まったくイギリス人の風上にも置けませんな。
フェアでもなければ、スポーツマンらしい潔さもない―」
の私の解釈はポアロは犯罪をスポーツゲームとして
見ているように感じて嫌な気分になりました、
殺人にフェアもスポーツマンシップも無いと思いなんかがっかりです。
本当は違う解釈なのかもしれないが、好きになれないです。