「密室の如き籠るもの」 三津田信三 講談社ノベル
『猪丸家に突然、謎の女が現れる。その名は、葦子。
狐狗狸さんのお告げを伝える彼女が
後妻に来てから、何かがおかしい・・・。
そんなある日、屋敷の二階で密室殺人が起きた。
参事の元凶は狐狗狸さんなのか、はたまた・・・。
旧家をおそった参事な事件を、刀城言耶が解明する!
表題作ほか、全4編収録。シリーズ最新作登場!』
「隙魔の如き覗くもの」は主人公の嘉納多賀子が
障子や襖の隙間を覗いてしまうと過去や未来の
良くない物が見えてしまうという話だが、
私も寝るときは押し入れの扉が閉まっているか
確認しないと夜中とか「ふっ」と目覚めたときに、
その隙間から何かが覗いていたらと想像すると怖くなるので、
この話は少し怖かったが、
全体的には怖くはないし、
推理も色々な方法を考え消していく方法だが、
ちょっと廻りくどかった。