「偶人館の殺人」 高橋克彦 詳伝社
『矢的遥かは、からくり人形の蒐集かとして著名な加島が、
「べんきちはゆるさないぞ」と書かれた
脅迫文を見て怯姿に愕然とした。
べんきちとは、江戸末期のからくり師大野弁吉のことで、
当時、彼の科学技術力は世界の水準を超えていた。
が、百二十年前も前に死んだ人物をなぜ恐れる?
矢的は、東西の〈からくり〉を探るうち、
意外な歴史の真相へ踏み込んでいった・・・。』
空中散歩として人が空に浮いて歩くというカラクリや
茶運び人形と食べた物を消化し糞にして出す
ヴォーカンソンのアヒルを見てみたくなります