「四隅の魔」 三津田信三 角川ホラー文庫
『城北大学に編入して〈月光荘〉の寮生となった入埜転子は、
怪談会の主催をメインとするサークル〈百怪倶楽部〉に入部した。
怪談に興味のない転子だったが寮長の戸村が部長を兼ねており
居心地は良かった。
だが、寮の地下室で行われた儀式〈四隅の間〉の最中に
部員の一人が突然死をとげ、無気味な黒い女が現れるようになって…。
転子から相談を受けた弦矢俊一郎が、忌まわしき死の連鎖に挑む!
大好評のシリーズ第2弾。』
私の一番怖かった怪談「雪山の遭難」
吹雪のため山小屋に避難した登山家4人が凍死しないように
四隅に分かれて一人ずつ次の人を起こしながら一晩中ぐるぐる
小屋の中を動き続けて助かったという話で、
なにが怖いのか初め分からなかったが
4人では成立しなく5人居ないと途切れてしまうと気づき鳥肌が立ちました!
そんなことを思い出しながら読むと怖さが倍増しましたが
その後はそれほど恐怖もなく推理も予想内でした、
この作家さんの癖というか傾向が分かりました