「いかさま師」柳原 慧
宝島社文庫 2007年発行
『三十年前に非業の最期を遂げた画家、鷲沢絖。
かつて鷲沢邸には幻の画家ラ・トゥールの絵があった。
時価数億円とも言われる彼の絵はどこに消えたのか。
絵を遺贈されることになった紗貴、
敵対する絖の孫鋭士とともに、その行方を追い始める。
親子三代にわたる愛憎。真の敵は紗貴の恋人か鋭士か。
真贋判定やオークション、絵画の謎を軸に、
人間の裏と表を描く。最後に笑うのはいったい誰?』
絵画に隠された謎と過去の出来事が
徐々に解明されていく過程が楽しめました