「海の底」有川浩
角川文庫 2009年発行
『4月。桜祭りで開放された米軍横須賀基地。
停泊中の海上自衛隊潜水艦「きりしお」の隊員が見た時、
喧噪は悲鳴に変わっていた。
巨大な赤い甲殻類の大群が基地を闊歩し、
次々に人を「食べている」!
自衛官は救出した子供たちと潜水艦へ立てこもるが、
彼らはなぜか「歪んでいた」。
一方、警察と自衛隊、米軍の駆け引きの中、
機動隊は凄絶な戦いを強いられていく-ジャンルの垣根を
飛び越えたスーパーエンタテイメント!!』
面白い大好物のジャンルでした(*^▽^*)
赤い甲殻類は「レガリス」と名付けられ怪獣ぽくっていいですね
問題児の自衛官実習幹部の夏木3尉と冬原3尉の
最初の行動は好きになれないし
中学生の圭介はもっと嫌なガキでした(゚ー゚;
実際に巨大生物が襲ってきたらという
シュミレーションのようで面白いのですが
もっと早く自衛隊を出せる環境が必要ですね
これも「空の中」と同じで家族愛、友情、恋愛がテーマですが
こっちの方が好きです
ラストが良いですね
読み終わってから気づいたのですが
有川さんって女性だったんですね
知らなかった(;^_^A
それなら「空の中」も納得できます
「海の底」は潜水艦に逃げ込む所は
母親の胎内に守られている感じがしました