「心臓と左手」石待浅海
カッパ・ノベル光文社 2007年発行
『論理のアクロバットを堪能する六編と、
名作「月の扉」―その後。
小学校六年生の玉城聖子は、
十一年前に沖縄で起こったハイジャック事件の人質だった。
従姉の勧めで沖縄にある進学校を見学に行った聖子は、
那覇空港で命の恩人と「再会」を果たす。
そこで明かされる思わぬ事実とは-?「再会」。
警視庁の大迫警視が、
あのハイジャック事件で知り合った“座間味くん”と
酒を酌み交わすとき、
終わったはずの事件はがらりと姿を変える。
これが、本格ミステリの快楽だ!
切れ味抜群の七編を収録。』
安楽椅子探偵のように現場に行かずに話しを聞いただけで
真相を究明していく座間味くん
表題の「心臓と左手」は宗教内での殺人の
裏でもう一つの犯罪のトリックが絶妙で
面白かったです
他も中々のトリックで
楽しめました