「深淵のガランス」 北森鴻
文春文庫 2009年発行
『銀座の花師・佐月恭壱のもう一つの顔は絵画修復師。
大正末期に活躍した画家の孫娘から、
いわくつきの傑作の修復を依頼された佐月は、
描かれたパリの街並みの下に別の絵が隠されている事に気づく・・・
表題作ほか、欧州帰りの若き佐月を描いた文庫書き下ろし
「凍月」等全三編。
裏の裏をかく北森ワールドに酔う一冊。』
久しぶりに北森さんの作品を読みました
絵画に隠された謎解きにわくわくしました
登場人物もまた個性豊かで楽しめました
絵画の下にもう一枚の絵が隠されていたり
洞窟壁画の漆喰と修復に挑んだり
北森ワールドに引き込まれていきます
女狐の影が見え隠れして楽しかったです