「三月は深き紅の淵を」 奥田陸
講談社文庫 2001年発行
『鮫島巧一は趣味が読書という理由で、
会社の会長の別荘に二泊三日の招待を受けた。
彼を待ち受けていた好事業家たちから聞かされたのは、
その屋敷内にあるはずだが、
十年以上探しても見つからない
稀覯本『三月は深き紅の淵を』の話。
たった一人にたった一晩だけ貸すことが
許された本をめぐる珠玉のミステリー。』
奥田さんは「月の裏側」がスッキリしなかったので
あまり読む気はしなかったのですが
「三月は・・・」の一生に一晩だけしか
読めないという本が気になって
読んでみたくなりました。
第一章の「待っている人々」は一人のセリフが
長いのが気になったけど面白かったです
第二章の「出雲夜想曲」は寝台車で女性二人の
会話から意外な話が・・・
まあまあ面白かったが
第三章の「虹と雲と鳥と」は、ん・・・違う本を
読んでるみたいでしたが、これは伏線で
ラストにつながるのだろうと思って
第四章に期待して「回転木馬」
んん・・・ん私の苦手なコロコロ話が変わり
頭が混乱しましたジグソーパズルのピースを
途中で間違えてそのまも最後まで
来てはまらなくなったって感じです
第一章だけで結構満足でした
やはり奥田さんは苦手です