「君の望む死に方」 石持浅海
祥伝社 2008年発行
『膵臓ガンで余命6ヶ月・・・。
〈生きているうちにしか出来ないことは何か〉
死を告知されたソル電機の創業社長日向貞則は
社員の梶間晴征に、自分を殺させる最期を選んだ。
彼には自分を殺す動機がある。
殺人を遂行させた後、
殺人犯とさせない形で・・・。
幹部候補を対象にした、
保養所での“お見合い研修”に梶間以下、
4人の若手社員を招集。
日向の思惑通り、舞台と仕掛けは調った。
あとは、梶間が動いてくれるのを待つだけだった。
だが、ゲストとして招いた一人の女性の出現が、
「計画」に微妙な齟齬をきたしはじめた・・・。』
今までに無い趣向で面白かったです普通殺す側の考えや
行動だけとか警察や探偵の動きがメインですが
この本は殺される側の人が殺されるために
色々な状況を作り出しているのが面白いです